同和地区の低学力2007/05/18

 同和地区の子供たちが低学力であるということは、何十年も前から指摘されてきたことです。  だからこそ同和教育といって、公費で子供たちに特別に勉強を教えたり、また返還しなくていい多額の奨学金を公費で支給してきたりしてきました。

 しかし低学力はなかなか改善されることがありませんでした。解放運動はこのことを、今なお残る差別の厳しさとして訴えているようです。

 地区が低学力であることの理由は単純です。

 一言で言えば、学力の高い家庭は地区外へ引っ越し、逆に学力の低い人間が地区内に入り込んでくるからです。

 同和地区出身者で、まともに大学を出た人は、まず地区に戻ることはないでしょう。実家に住み続けていても、結婚したり子供ができる頃には、出て行ってしまうことが多いものです。

 昔、解放運動の幹部の方から「オレは大学出というのは嫌いやねん。大学出たヤツはみんなムラ(同和地区のこと)を出て行きよる。一人も帰って来ん。」と言われたことを思い出します。

 つまり同和教育・解放運動の成果は地区外に流出して、地区内にとどまらないのです。その代わりに、勉強なんて全く縁のないような人が流入してくることとなります。

 地区だけを取り出してみると、低学力がいつまでも続く状態となっているのです。

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