特別永住制度の変更は非現実的 ― 2007/09/01
特別永住制度は、1952年以来複雑化しつつ続いてきた在日の法定地位の問題を解決したものです。これを変更(廃止や他資格並みに処遇を引き下げること)することは、余りにも非現実的です。こんな非現実的なことを議論しても、意味がありません。
特別永住制度は、21世紀の半ばには外国人としての在日は消滅するだろうという見通しのもとに成立しました。従ってこの制度が問題化する可能性があるのは、この見通しが間違っていた場合のことになります。つまり数十年先の話です。
私自身は、完全な消滅はありえないが、もはや問題化するほどの数ではなくなっているだろうと考えています。