『言葉のなかの日韓関係』(1) ― 2013/04/07
徐勝・小倉紀蔵編『言葉のなかの日韓関係』(明石書店 2013年4月)を購読。
編者の一人が「徐勝」さんですのでイデオロギー的だろうと思ったのですが、中身はまともな論文集でした。
徐勝さんはご存じのとおり、北朝鮮に密入国して工作員となり、韓国でスパイ罪で服役しながらも非転向を貫いた人です。従って彼の考え方には北の思想が色濃くあります。もしかしたら今なお北の指令を受けているかも知れません。
そんな方の編集した本ですが、なかなか面白かったので、少しずつ紹介します。 まずその徐勝さん。
韓流現象が起こり、日韓はズブズブの融合状態に近づいていったともいえる。‥‥根腐れしたあだ花がいつまで咲き続けるか大いに疑わしい。 (6頁)
今日本で起きている韓流ブームについて、彼のようなイデオロギー的な人には「根腐れしたあだ花」に見えるのですねえ。少なくとも喜ばしい現象ではなく、苦々しく否定すべきものと考えているようです。
立場は違いますが「嫌韓流」と一脈通じているようで、興味深いですね。やはり「両極端は似る」が、ここでも当てはまりそうです。
コメント
_ 河太郎 ― 2013/04/08 00:36
_ 辻本 ― 2013/04/08 21:33
>また引用部分を見ると「中身はまともな論文集」よりは週刊誌の文章のように感じましたね。
引用元を明記しているのに、人の引用が正しいかどうか確認せずに、このような感想をお書きになるとは、ビックリですねえ。
_ 河太郎 ― 2013/04/09 00:17
いえいえ、引用が間違っていると言っているのではなくて、引用部分だけで判断してもいいのかというある意味留保をつけただけです。引用元ではなく引用部分に留保しただけです。自分の意見を言う以上は責任があるので、元々の文章の他の部分を読めば別の解釈も成り立つ場合も想定しただけです。
引用部分の前後によっては違う解釈も成り立つこともあるかも知れないと思っただけです。
>人の引用が正しいかどうか確認せずに
徐勝・小倉紀蔵編『言葉のなかの日韓関係』(明石書店 2013年4月)の関係部分を自分で確認してからコメントせよというのであれば、それはできない相談でしょう。
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引用部分だけで判断するのはどうかとも思いますが、日本の韓流のどこを見ればそう見えるのですかね。韓流の反作用としての嫌韓流は無視できないものがあると思うのですが。
むしろ日本の韓流オバさん、ネエちゃんのアホさかげんがキッカケで韓国の反日の実態に覚醒した日本の若者も多い現実のどこが「日韓はズブズブの融合状態に近づいて」いるのでしょうかね。
また引用部分を見ると「中身はまともな論文集」よりは週刊誌の文章のように感じましたね。
>立場は違いますが「嫌韓流」と一脈通じているようで、興味深いですね
「嫌韓流」のどこが北朝鮮シンパと「一脈通じているよう」なのでしょうかね。
片や民族憎悪の罵声を浴びせているだけで民族憎悪殺人を犯していない連中と、片や
ナチスヒトラー、スターリン、毛沢東とならぶ大虐殺国家、テロ国家である北朝鮮にシンパシーを感じる韓国人、ですね。
おそらく「嫌韓流」は日本の朝鮮統治を擁護していると思いますが、その日本の朝鮮統治は北朝鮮と比べるも愚かなほど善政でした。
念のため言えば、「嫌韓流」はマンガ嫌韓流に共感した者たちで、私が自認する嫌韓派は韓国の歴史捏造と日本文化パクリにホトホト呆れ、韓国嫌いになった者という区別を一応しています。マンガ嫌韓流を読んでいませんので。