中韓は子供と思って我慢-藤井裕久2013/12/27

 藤井裕久さんは長年国会議員を務め、大蔵大臣等も経験した長老格の政治家です。現在は引退して、民主党の顧問となっているようです。彼は産経新聞でのインタービューで、中国と韓国について次のように発言しています。

そのころの両首脳は共に大人の対応をしたわけです。それに比べると、今は子供だと思います。安倍さんの東南アジア諸国連合(ASEAN)との外交には中韓両国を包囲しようという発想がないですか。昨年、野田佳彦政権が尖閣を国有化したのは、国内事情があって「せざるを得なかった」のです。中韓両国は子供だと思って我慢すればいいんです。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131226/plc13122617000022-n1.htm

 「中韓両国は子供だと思って我慢すればいいんです」という発想は、日本の保守系が昔から持っているものです。中国や韓国はゴチャゴチャうるさいから、こちらが一歩譲ってこの場を収めよう、というものです。「金持ち喧嘩せず」とよく似た考えです。「こちらは大人、相手は子供」、こんな発想で日本は外交してきたわけです。

 一方の革新系が「日本は昔悪いことをしました」と贖罪意識を持っているのとは対照的ですが、保守系は1993年の河野談話以降、この贖罪意識も取り入れました。

 日本の外交は保守系政治家が担って来たのですが、中韓に対しては子供扱いしながらも謝罪するという態度をとり続けてきたわけです。駄々をこねる子供には飴をあげればいい、或いは子供が何かで怒っているのなら取り合えず「ゴメン、ゴメン」と謝っておけばいい、こちらは大人なんだから我慢せねば、というような感覚です。

 しかし中国と韓国は今なお朱子学の位階秩序意識(=中華思想)を堅固に維持していますから、自分たちは賢者君子、日本は小人夷狄だから日本の方が遠慮せねばならないという発想です。従って中・韓は居丈高な態度をとるのですが、日本はこの中・韓を子供扱いの気持ちで接しますから相手側に譲歩します。これで当面は「友好」関係を維持することになります。

 このように日本と中韓は双方が相手を見下す発想で外交し、日本側が譲歩・謝罪してその場を取り繕いながら「友好」を謳ってきたわけですが、そこには大きな矛盾が溶解せずに残りました。昨今の中韓との葛藤はその矛盾が現れたと考えます。

 日本も中国・韓国も、主権国家は対等であるという原則に立ち戻るべきだと思うのですが、長年染み付いた意識はなかなか変わらないでしょう。近頃は子供扱いどころかレイシズムが跋扈してきており、更に難しくなっていくように感じられます。

コメント

_ 野良太郎 ― 2014/03/14 06:05

>日本はこの中・韓を子供扱いの気持ちで接しますから相手側に譲歩します。

最初からボタンを掛け違えてるので、だんだん歪みが生じてきた感じですね。


>レイシズムが跋扈してきており
韓国マスコミの記事が火に油をそそいでいるような気かします。
ネット時代になって韓国マスコミも日本語や英語で記事配信しているし、翻訳した記事がYahoo!にのったり翻訳サイトを通して読めたり
昔とちがって韓国の情報が簡単に手に入る。

日本のマスコミとちがって韓国マスコミは過激っちゅうか苛烈というか
あれが、日本人の韓国に対する印象を下げてるんではとおもいます。

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