『SAPIO』が変身か?2014/05/15

今回の(フェリー沈没)事故は(SAPIOの)記事が正しかったことを証明したが、だからといって本誌が懸念した日韓関係の軋轢が解決するわけではない。同特集のリードでこう指摘した。  「韓国の嘘がバレる日が近づいてきた今こそ、我々は『ざまあ見ろ』と罵るのではなく、正しい知識と歴史的事実、そして国際社会の常識を共有できる隣人となるべく手を差し伸べる包容力を見せるべきだ」   ところが、この文章が本誌ウェブサイトなどに紹介されると一部の読者からは “嘘つきと付き合えるものか“ “悪いのは向こうなのだから放っておけ” “サピオは頭がおかしくなったのか”といった反論が寄せられた。実に憂うべき病巣が日本にもある。 (『SAPIO』2014年6月号 3頁)

 

「子供を叱るな、いつか来た道」と格言は戒めるように、先に発展した我々が後に続く国に範を示し、必要なノウハウを提供するのは当然であり、「そんなことも出来なかったか」と馬鹿にするのは驕りである。 (同上)

 これまで嫌韓・反韓をさんざん煽ってきた『SAPIO』が、このたび突然変身したかのようです。 元々嫌韓・反韓ではなかったのだと言いたかったようですが、これまで扇情的な見出しで売り上げを伸ばし、レイシストたちから愛読されてきた雑誌です。 売り上げ減を覚悟でレイシズムとの決別を宣言したのなら、まあ理解できる範囲なのですが‥‥。

これからの紙面作りに注目します。