感謝! HP開設15周年 ― 2014/08/08
HP『「歴史と国家」雑考』を立ち上げたのが1999年8月でしたから、今月でちょうど15周年です。 よくもまあ続いたものです。
当初は月一回のペースで論考を発表し、掲示板を設けて皆さんと議論していたのですが、冷静な投稿よりも人間性を疑うような投稿、自己宣伝に過ぎない投稿などが多くなってしまったので掲示板を閉鎖しました。
次にHPの親ページはそのままにして、ブログを開設しました。ここでは数日おきのペースで発表してきました。 これに対するコメント投稿では当初は冷静なものばかりだったのですが、時が経つにつれこれまた人間性を疑うようなレイシズム投稿が多くなりました。 レイシズム投稿者は自分が正義と思っているので始末が悪いものです。
このような人たちに喜ばれるような論考をしてきたのかと思うと、自分に腹が立ちました。 私をレイシスト仲間と勘違いするような人が多いのにはウンザリしました。 掲示板やコメントでの議論を通して、私の考えを理解してもらえると思ったのが間違いでした。 考えてみれば、レイシズムは歪んだ感情・信念ですから自分の醜悪さに気付かないものなのです。 こんな人間とはインターネット上だけであっても関係を断つべきだと考えました。 特に在特会は特定民族に「殺せ!」「死ね!」と叫び、将来これを本当に実行する可能性のある犯罪者予備軍ですから、完全に縁を切らねばならないのです。
そこでブログの運営方法を変えました。 コメント投稿では冷静な批判は公開しますが、少しでもレイシズムの傾向のあるものは公開しないこととしました。 また「最近のコメント」コーナーには投稿者名は一つだけを掲載することにしました。 この対策が功を奏したのか、コメント投稿は非常に落ち着いたものとなっています。 HPやブログへのアクセス数がかなり減りましたが、これはレイシストたちが立ち去ったからだと見ています。 これでやっと一安心です。
これからどれだけ続けられるのか分かりません。 数日おきに発表するというのに疲れを感じてきていますので、この方針を変えて、気が向いたときに書いていこうかと考えています。
【ホームページ「『歴史と国家』雑考」】 http://www.asahi-net.or.jp/~fv2t-tjmt/
HP論考集一覧 http://www.asahi-net.or.jp/~fv2t-tjmt/ronkoushuu
【ブログ tsujimoto】 http://tsujimoto.asablo.jp/blog/
コメント
_ R ― 2014/08/11 11:32
_ itarodesign ― 2014/08/13 10:34
_ 木芽風 ― 2014/10/21 23:01
15周年おめでとうございます。
これからも可能な限り続けてください。
_ aiglon ― 2016/08/10 10:19
4年ほど前だと思いますが、貴ブログを初めて知り、以来愛読しております。サイト中のリンクを辿り、数ヶ月をかけて過去の論説のすべてを拝読しました。そのうち40本ほどは、コメント欄での応酬を含めて、テキストとして保存させていただいています。隣国との来し方行く末を考える上で貴重な資料であると確信するからです。なによりも、辻本さんと朝鮮韓国および在日組織との関わりの個人史が、何百倍も薄めた形とは言え、我々戦後の日本人の意識を多かれ少なかれ代弁するものであると思うからです。また紹介された書籍はすべてではありませんが、古本の形で入手して読みました。遅ればせながら知識の欠落を埋める役に立ちました。改めてお礼を申し上げます。
NHKで「アンニョンハシムニカ ハングル講座」が始まった時、半年ほどテレビを漫然と見る形で朝鮮語の学習に触れたことはあるのですが、その時は気合いが入っていたわけではなかったので、そのまま挫折しました。職を退いた後、3年前ほど前から頭の体操と「知韓」のために、CD付きの教科書で朝鮮語の基本をまったく独学で学習しました。外国語学習のノウハウはそれなりに持っていますので、独学ではありますが半年ほどで基礎を終了し、今は中級の中程度の段階に達しました。疑問に思った点、確認したい点などは、今の時代インターネットで大抵のことは調べられますので、朝鮮語の独学は意志さえあれば可能だと思っています。そもそも韓国に行ったり、韓国ドラマを見ることにはほとんど関心がありませんので、読むことさえある程度できればと思っていますが、なかなか前途遼遠です。記憶力の劣化を嘆くより、執拗に反復するのみという精神で学習を続けています。幸い今は機械翻訳がありますので、デジタルテクストであれば、新聞を初めとする論説的な文章は日本語との語彙の共通性も高く、単語調べとしてそれを利用し、翻訳文を読んで意味不明な箇所、あるいはどこかおかしい箇所の原文該当部分を自分で調べるというわざを使っています。しかし、固有語表現の多い小説などの文学作品やエッセーなどは難物です。辻本さんのご努力に敬意を表します。今まで「三代」と「無情」という併合時代の長編小説を読んだことがあるのですが、基本的に隣国の文学には無知ですので、辻本さんの紹介の努力に感謝しております。辻本さんの選択のせいなのか、韓国文学の生理なのかわかりませんが、総じてウェットな文学だというのが私の雑駁な印象です。
朝鮮韓国をめぐる言説が今や様々なレベルで溢れています。戦後日本人の一人として、事実と心情の両面でこの厄介な人々に対峙して行かねばならないと思っていますが、少なくとも事実をめぐる知識と理解に欠落と欠陥があってはならないと思います。それこそが議論の基礎であり、仮に相手がそれを受け入れようとしなくとも、事実は事実として突きつける必要があります。その意味で辻本さんのご努力に改めて敬意と感謝を呈する次第です。今後とも健筆を揮われるよう祈っております。
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気苦労もご不快もある事でしょうが
これからも続けて頂ければありがたいなと思っております。