水野俊平『笑日韓論』2014/09/12

 水野俊平さんが最近出し本『笑日韓論』(フォレスト出版 2014年7月)を購読。

 水野さんは以前に『日本人はビックリ!韓国人の日本偽史』(小学館)を出しています。 これがなかなか面白かったので、今回の本もきっと面白いだろうと期待して買ったのですが、読んでみてちょっと残念。

 それでもせっかく購入したのですから、成程と共感するところを紹介していきたいと思います。

日韓間には様々な問題があるが、とりわけ大きな葛藤を起こしているのは4つの問題である。    その問題とは、すなわち竹島(独島)の領有権、靖国神社参拝、歴史教科書、従軍慰安婦およびそれに付随した諸問題である。       これを、小生は便宜上「四大問題」と名づけた。

日本人は政治や外交の問題は、必ずしも個人が関心を持つ必要はないと思っているかもしれないが、韓国人はそうは思わない。     ゆえに日韓関係や韓国人の対日感情を考えるとき、「四大問題」は絶対に避けては通れない。    日本人の中にはこうした現実からあえて目をそむけ、「悪いのは政治家で、一般の人同士で語り合えばうまくいく」とか、「政治は政治、外交は外交、普通の国民同士ならわかり合える」などと太平楽を並べている向きがある。       とんでもない間違いである。

「四大問題」について韓国人が妥協することは絶対にない。 「四大問題」に関する主張は韓国人にとって「修身」「国民道徳」のようなもので、これらの問題で日本と妥協するような輩は「親日派=売国奴」であるからだ。 なお、「四大問題」が「日韓基本条約」で解決済み、などという日本人の弁明は、責任逃れのための詭弁に過ぎないと思っている。    ‥‥‥要するに、「四大問題」に関して、韓国はすべて正しく、日本はすべて誤っている、というのが韓国人にとって「正しい」答えだ。     それ以外の答えはない。 (以上は20~22頁)

 確かに日韓間の現在の懸案問題は、この四つぐらいにまとめることが出来るでしょう。 この「四大問題」のうち靖国神社、歴史教科書、従軍慰安婦の三つは、朝日新聞の報道が深く関わっていることに注目されます。

 これからは更に、旭日旗や日本海名称、文化財返還などが加わって「七大問題」「八大問題」となっていくように思います。 もっと先になると、対馬領有権なんかも問題に追加されるかも知れません。 一度付いた火は果てしなく燃えるものです。 韓国の民族感情に火を付けて、さらに煽り立てていった日本のマスコミの責任は大きいと言わざるを得ません。