韓国メディアの反日ネット・ビジネス2014/12/18

 最近出た黒田勝弘『韓国人の研究』(2014年11月 角川oneテーマ21)を購読。このなかで、成程そうだったのか!と思った記事がありました。

日本の反韓は当初は当然、韓国における執拗な反日現象(反日報道!)に刺激されるかたちで始まった。‥‥韓国の反日に対する報復としての反韓だが、そのネタ元のほとんどは韓国メディアというところが興味深い。‥‥日本の反韓感情は、実は韓国メディアの過剰な反日情報に刺激されたものであると同時に、一方で同じ韓国メディアが精力的に伝える韓国社会のマイナス情報をいただいて楽しむという構造なのだ。(29頁)

ネット王国の韓国では近年、新聞、放送、通信をはじめあらゆるメディアが日本向けに日本語のネット情報を精力的に送り込んでいる。彼らは日本で関心を引く情報でヒット数をかせごうと日夜激しく競っている。その中心になっているのが日本でもっとも関心を引くいわゆる反日情報である。(29~30頁)

韓国のネット・メディア(そのおおもとは韓国マスコミ)のいわば“反日ビジネス”(30頁)

韓国メディアの「あることないこと」取り混ぜた突出した過剰な反日扇動(35頁)

 韓国メディアが日本語版で、日本の嫌韓が喜ぶような記事を書くとアクセス数がぐっと伸びるという現象があるようです。 確かに日本の嫌韓の人々は韓国メディアの日本語版をよく読み込んでいます。 逆に言えば、韓国メディアは日本の嫌韓をお得意様としているということです。

 黒田さんは、日本の嫌韓は韓国メディア日本語版にせっせとアクセスして韓国メディアに貢献しており、別に言えば韓国メディアに踊らされていると言いたいようです。 成程そういう面もあるのかな、と思いました。

コメント

_ 河辺健一 ― 2014/12/18 03:36

なぁるほど。
この種の情報源、僕も眼にしたことあります。
するとたぶん裏返しの構図で、日本のネットメディアにも、韓国サイドのアクセス数を稼ぐ反韓ビジネスがあるんでしょうね。
両国のネットメディアが互いに憎悪ネタを融通しあってバブルを煽る構造…。
銀行の「信用創造」みたいです。
(事後報告になってしまいますが、辻本さんの文章を、Facebookでシェアさせていただきました。)

_ 河太郎 ― 2014/12/18 11:59

>韓国メディアの「あることないこと」取り混ぜた突出した過剰な反日扇動

よく、反日なのは政府とマスコミだけで、一般の韓国民は、訪日旅行者も多いし、日本食も人気があるので反日ではない、という人がいますが、以下の数々の現実をみれば、嫌韓にならない方がフシギですね。

世論調査では日本に否定的が9割、アメリカでウソまみれの慰安婦碑や像をつくり、これまたウソまみれの東海押しつけ、旭日旗にイチャモン、靖国神社に放尿する韓国人、対馬から仏像は盗む、パクリ根性(柔道、剣道、生け花、武士道などなど)、日本と戦争をしたと学校で教えている、産経ソウル支局長起訴、などなど。
あげればキリがありませんね。

李明博大統領の天皇土下座謝罪要求発言、朴槿恵大統領の加害者被害者千年不変論。

親韓の毎日新聞も徴用工未払賃金支払命令判決を見て、これまで韓国にシンパシーを感じていた日本人が脱力感に襲われているとことが問題だ、とサジを投げていましたね。

ネットで韓国メディアに踊らされた日本人というより、ネットで韓国の真実を知った日本人の反応、韓国の現実を日本の新聞で知った日本人の覚醒、と言ったほうが正しいのでは。

_ (未記入) ― 2014/12/18 21:49

 従軍慰安婦問題は、朝日を始めとする日本のメディアが韓国民を煽り立ててナショナリズムを刺激したことに起因する。これにより韓国の反日は燃え広がった。
 韓国人が日本のメディアに踊らされたのである。

 今度は韓国のメディアに日本の嫌韓派が踊らされているということだろう。

 どちらも同一の低レベルな現象と見た方がいい。

_ (未記入) ― 2014/12/23 16:34

>ネットで韓国の真実を知った日本人の反応

 ネットは情報収集の一つでしかない。 たったこれだけで「韓国の真実」を知ることができるのか?

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