朴大統領は辞意・退陣を表明していない2016/11/30

 昨日(29日)に朴大統領が談話で「辞意」「退陣」を表明したとの報道で、かなり騒がしいですね。 大統領の談話では次のようになっています。

今、私はこの席で、私の決心を明らかにしようと思う。 私は大統領職の任期短縮を含め進退問題を国会の決定に委ねる。 与野党が論議し、国政の混乱と空白を最小限にして、安定的に政権を移譲できる方策を用意してくれれば、その日程と法手続きに沿って大統領職から退く。

 この最後の「大統領職から退く」から、「辞意・退陣の表明」と受け取られたようです。 しかしよく読めば、「進退問題を国会の決定に委ねる」 「与野党が論議し、国政の混乱と空白を最小限にして、安定的に政権を移譲できる方策を用意してくれれば」という前提がついていることに注意が必要です。

 つまり自分で大統領を辞めるとは一言も言っておらず、国会で決めてくれ、と言っているのです。 国会で決めるとなれば、憲法上弾劾訴追しかありません。 だからこれは、私を弾劾してください、ということになります。

 弾劾は憲法裁判所で審判されますが、その時に自分の主張をするつもりなのでしょう。 今は自分の主張をしても、誰も聞いてくれないでしょうからねえ。

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