韓国政府の慰安婦合意に対する方針2018/01/10

 昨日、韓国の康京和外相が慰安婦合意に対する政府の立場を明らかにしました。 内容はマスコミに報道されている通りですので、繰り返すことはないでしょう。

 なお中身にちょっと気になることがありましたので、これを書きます。

①  「協議」と「協商」

향후 처리 방안에 대해서는 일본 정부와 협의하도록 하겠습니다.  (今後の処理の方案については日本政府と協議するようにします)

일본 정부에 대해 재협상은 요구하지 않을 것입니다.  (日本政府に対し再協商を要求しません)

 「협의(協議)」と「협상(協商)」は同じ「話し合う」の意味だと思うのですが、一方では「協議する」、他方では「協商を要求しない」となっています。従って韓国政府は日本政府に対して、「協議する」が「協商しない」というちょっと理解し難い対応をするようです。

②  「日本政府」ではなく、「日本」

일본이 스스로 국제 보편 기준에 따라 진실을 있는 그대로 인정하고 피해자들의 명예, 존엄 회복과 마음의 상처 치유를 위한 노력을 계속해 줄 것을 기대합니다.     (日本が自ら国際普遍基準に従って、真実をあるがままに認定し、被害者らの名誉、尊厳の回復と心の傷の治癒のための努力を続けてくれることを期待します)

 ここで主語が「일본(日本)」となっていて、「일본정부(日本政府)」でないことに注目されます。日本政府には期待しない、日本人や日本社会に期待する、というように読めます。

 マスコミで報道されなかった部分で、気になったところは以上です。

 韓国政府は、慰安婦合意は履行しない、日本政府とこれについて話し合いはしない、しかし新たに話し合いたいところもある、という態度を取ることにしました。 

 実際には日本政府は反発していますから、韓国政府は何もできずに放置することになるでしょう。 内心では元慰安婦たちが世を去るのを待つつもりなのだろうか、などと邪推しています。

慰安婦合意の検証 http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2017/12/31/8758841