コロナ騒動の真っ最中に候補者応援の酒席2020/03/29

독자 제공

 韓国の『朝鮮日報』を読んでいると、3月23日付けで↑の写真が出てきました。 クリックすると拡大します。  http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2020/03/23/2020032300110.html

キャプションは

독자 제공/ 경기 안산단원갑에 출마한 더불어민주당 고영인 후보 지지자들이 지난 20일 고 후보 선거사무실에서 환호하고 있다. 테이블 위에는 소주, 맥주 등이 놓여 있다.

訳してみますと、

読者提供/ 京畿道の安山檀園甲(選挙区名のこと)で出馬した‘共に民主党’のコ・ヨンイン候補の支持者たちが去る20日に、コ候補の選挙事務室で歓呼している。テーブルの上には焼酎、ビールなどが置かれている。

 韓国の新型コロナ陽性判定者は大邱での流行が収まりかけたために少なくなったとはいえ、毎日数十~百人以上の感染が報告されていました。 従って3月20日は当然のことながらコロナに対して緊張しなければならないはずですが、選挙活動でこのような酒席が設けられていたのです。

 数えてみると、38人ほどのうち口にマスクをしている人は6人、マスクは下顎にかけているだけで意味をなしていない人が3人、残りはマスクなしです。 そしてこれだけの人々集まって、人と人の間の距離は50センチもありません。 何かスローガンを大声で唱えている場面のようですが、人の口から出てくる飛沫は確実に隣の人にかかっています。

 酒席ですから、1・2時間は集まっていたことでしょう。 しかも室内です。 密閉した空間、人の密集、近い距離での発声。 コロナ感染場所の三条件にぴったり当てはまります。

 何と緊張感のないことかと驚いた次第。 韓国の大統領や与党は「韓国式防疫体制は世界の標準になっている」と豪語していましたが、その与党候補者の選挙活動がこうだと知ると、ちょっと大丈夫かなと心配になります。