韓国語の雑学―「クジラを捕る」は包茎手術の意2020/12/10

 1ヶ月前の拙ブログ「在日朝鮮人には徴兵されたのか」http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2020/11/09/9314653 で次のように締めくくりました。

韓国は今でも徴兵制で、19歳に徴兵検査を受けます。 かつての日本のように、徴兵検査で性病が見つかれば恥とする考え方があるのかどうか、ちょっと分かりません。 韓国の男性は徴兵検査前に包茎手術をするという話がありますから、性病よりも包茎を恥と考えているかも知れませんねえ。

 これが気になって、韓国の包茎手術について、ちょっと調べてみました。 すると韓国語で包茎手術することを「고래를 잡다(クジラを捕る)」と言うのには、ビックリしました。 本当かなと思ってNAVER辞典で調べると

慣用句  ‘포경’에 ‘고래잡이’라는 뜻이 있어서 생긴 말로, 포경 수술을 함을 속되게 이르는 말.

と説明されていました。 訳すと「“捕鯨(포경)”にクジラ捕りという意味があることから生まれた言葉で、包茎(포경)手術をすることを俗に言う言葉」です。

 「包茎」と「捕鯨」はどちらも韓国語で「포경」、同音です。 「クジラを捕る=包茎手術」は、手元の20年以上前の辞書には採録されていませんから、新語なのでしょう。

 韓国では包茎手術をあまり隠さないで話す人が多いようです。 ここは日本とちょっと違いますね。 子供の時にすでに包茎手術したと堂々と言うし、中には姉が弟の包茎手術を恥じらいもなく周りにしゃべる人もいるようです。 

 ということで冒頭に戻りますが、韓国では包茎手術は子供の時にしている場合が多く、徴兵検査に向けてやることはない、というのが結論です。

 ついでに話しますと、3ヶ月前の拙ブログ「徴兵検査後の買春エピソード」http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2020/09/11/9294268 で、戦前の日本の徴兵検査で「おちんちんをぎゅっと握られた」という体験談があったと書きましたが、これは実はペニスの皮をめくられたのです。 性病検査ですから、包茎だったらめくられるのです。 

 かつての韓国の徴兵検査でも、包茎だったらやはり皮をめくられたそうです。 今もそうなのでしょうか。 上述したように韓国では子供の時に包茎手術する人が多いですから、今は単に触るか握るだけかも知れませんねえ。

【関連拙稿】

韓国語の雑学―将棋倒し http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2020/04/15/9235466

韓国語の雑学―下剋上  http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2020/04/22/9237987

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