8月、在日の活躍2024/08/26

 この8月は在日韓国人関係、で二つの大きなスポーツニュースがありました。 一つはパリオリンピックの女子柔道57㎏級に許海実(ホ・ミミ)が銀メダルを獲得したことであり、もう一つは夏の甲子園高校野球大会で京都国際高校が優勝したことです。

 許海実(ホ・ミミ)は本名の韓国名で、日本名は池田海実(いけだ・みみ)です。 「海実」はハングルでは「해실(ヘシル)」となるのですが、韓国では漢字名をそのまま使わず、日本名の「みみ」という読み方をそのままハングルで書き表して「미미(ミミ)」としていました。 

 許海実はもともと日韓の二重国籍だったのですが、韓国籍を選択して韓国の単一国籍としたようです。 韓国の戸籍(今は家族関係登録簿)には、漢字名の「許海実」はなく「허미미」と記載されていると思われます。

 私が関心を持ったのは、これまでの在日韓国人は日本で使ってきた漢字名をハングル読みして、それを韓国名(=本名)とする場合がほとんどで、それと違っていたからです。 これまでは「海実」という名の在日がいれば、「本名はヘシルさんですね」と言うのが通例でした。 それが「ミミ」と、漢字を無視したハングルを本名としたのです。

 私はこれまで、在日韓国人の本名は漢字をハングル読みするものと頑固に思ってきたので、このような名前の呼び方は新鮮です。 これからは、このような名前の呼び方になっていくのでしょうかねえ。

 

 京都国際高校の高校野球優勝はビックリしましたねえ。 小さな学校なのですが、いつ間にか野球強豪高校となっていました。 私の知っている範囲では、京都左京区に「韓国学園」とかいう小さな学校があったのを覚えています。 それが手狭になって今の東山区に移転しようとした際、その地元から建設反対の運動が起きました。 その反対理由が当初あまりに民族差別的過ぎて批判を浴び、いや、山を削って開発することが自然を破壊するものだから反対しているのだという理由になったと記憶しています。

 その後はどのような経過となったか知りませんが、あの「韓国学園」が甲子園で優勝するぐらいになったか、と感慨にふけりました。

 学校の校歌がハングルだということで誹謗まがいの意見が舞い上がっているようですが、私は日本の文化(広い意味で)がそこまで取り入れるほどに広がったのかという感想を持ちます。 SNSなどで中傷誹謗する嫌韓コメントはあまりにも見苦しいし、日本の文化・民度を下げることも意味するので、止めてほしいですね。