木村さん、「嫌韓」は1990年代にはありましたよ2020/05/25

 木村幹さんが最近『ニューズウィーク誌』で発表した「検察と二つの民主主義」という論稿を読んでいると、次のような文言があり、あれ!?おかしいな、と思いました。 https://www.newsweekjapan.jp/kankimura/2020/05/post-11.php

「嫌韓」という言葉が生まれた2000年代に入って

 私の記憶では、「嫌韓」という言葉は1990年代には雑誌に出ていたはずです。 しかしそんな雑誌は我が家に保存していておらず、他に何かないのかと本棚を探してみると『日本人と韓国人 反日嫌韓の果て』と題する本が出てきました。 ↑がその本の表紙で、分かりやすいように「嫌韓」部分を赤丸で囲みました。 「サピオ責任編集」で、発行日は1995年8月10日です。 1500円もした本ですから、捨てずに置いておいた次第。

 それ以外に『現代コリア347号』(1994年12月)に、平井久志さんの「『反日』と『嫌韓』を乗り越えるために」と題する論稿もありました。

 探せば、いくらでも見つけられそうです。 「嫌韓」は1990年代前半には既に出ていたと言えます。 

 私は木村幹さんの授業を聞いたことがあります。 だから恩師といえば恩師なのですが、そんな方の間違いを見つけて、ちょっと悦に入った次第。 ちょっと悪趣味ですかな。