電車での嫌な出来事2020/12/06

 ユーチューブは滅多に見ないのですが、 先日久しぶりに、来日10年になるという韓国人の映像を見ました。 タイトルは「韓国人が日本で経験した嫌な体験」。

 その嫌な体験の一つに、家族と電車に乗って韓国語で話をしていた時、そばに立っていた50代くらいの男が「韓国人、死ね!」「バカ!」「クソヤロウ!」と言い、さらにその後ろにいた男も「早く降りろ!」「ここは日本だ!」と加勢したという話でした。 何とまあ、ひどい話ですねえ。

 これによく似た体験は、私も去年ありました。 当時は通勤に二時間近くかかっていたので、電車のなかで本や新聞を読みます。 新聞は購読している韓国の『朝鮮日報』です。 ある朝、横に座っていた中年の男が持っている傘をドンドンと床に突くように叩くのです。 何度もやるので何だろうかと思って新聞から目を離して見ると、その男はこわい形相でこちらを睨んでいました。 

 こっちは静かに新聞を読んでいるだけで、何も迷惑をかけていません。 無視して読み続けていると、またドンドンとやるのです。 また目を向けると、やはりこちらを睨みつけていました。 それでも無視して新聞をまた読み続けました。 ちょうど面白い記事だったので、集中して読んでいましたねえ。 そのうちに電車が駅に着いて、その男は下りました。 私はその二駅向こうだったので、そのまま座っていきました。 同じ駅で下りていたら、そこでケンカになっていたかも知れません。

 あの鋭い目つきは今でも忘れられません。 単なるバカなのか、親の躾がなっていなかったのか、それとも嫌韓偏執狂なのか。 レイシスト=嫌韓派というのは、あんな感じの人なんだろうなあと思いました。 

 昨年中にそこの仕事を辞めたので、電車に乗ることはなくなりました。 ところが最近、家の近くのスーパーで見知らぬ人から「韓国語の新聞、読んでおられますね」と声をかけられたのには驚きました。 電車通勤をしなくなって1年以上経つのにそれを覚えているとは! 電車のなかで韓国の新聞を堂々と読んでいたのがよほど印象的だったみたいです。 本当にビックリでしたね。

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