人に卑猥語を言わせるトンデモ俗悪人2021/02/28

 卑猥語というのは、昔は便所の落書きによく書かれていたものでした。 また卑猥語は方言の違いが激しく、全国分布図というような得体の知れない地図がありましたねえ。 このごろは便所の落書きが劇的と言っていいほどに少なくなり、また全国分布図なんてものも目にしなくなりました。 ひょっとして言語学者なんかの手元には、あるのかも知れません。

 ところで40年以上も前のことですが、私はある公立図書館でアルバイトをしたことがあります。 その図書館では市民からの色んな問い合わせに答えるレファレンス室がありました。 そこには様々な質問・問い合わせ、時には人生相談みたいなものまでも掛かってきます。

 ある日、若い女性司書がそのレファレンスの電話を取って問い合わせに答えていたら、急に顔を赤らめ声が震え始めました。 直ぐにその上司である男性司書が電話を替わると、直ぐに電話が切れたということでした。

 その男性司書によると、女性の口から卑猥語をいかにして言わせるようにするか、それを仲間同士で競うというトンデモない遊びが流行っているそうです。 それがこのレファレンス室にも電話で掛かってくることがあるということでした。 彼らは色んな手口を使い様々な口実・手法を駆使して、電話に出た女性担当者から、口にするだけで恥ずかしい卑猥語をしゃべらせようとするのです。

 それから10年ほど経って、私の職場(図書館ではない)に知的障害者の方が作業員として働きに来ていました。 単純作業しかできず、あまり役に立たなかったですが、母親からの強い依頼と障害者雇用の面から首にすることが難しかったのでした。

 その彼が、周囲がビックリするような卑猥語を大声でしゃべるのに閉口しました。 周りの悪い大人たちが彼に卑猥語を教えて、しゃべらせるようにしたのです。 彼はそれを口に出すと、周囲が驚いて自分を振り返って見ます。 それによって自分が注目されるのが面白いようで、何度も繰り返すのです。 結局は障害というか病気が進行して病院に行く回数が増え、1年足らずで辞めてくれました。

 私にはこんな経験がありましたから、卑猥語に関して敏感になります。

 ところで外国人の名前には、日本では卑猥語に相当するものになる場合があります。 こういう外国人が日本で住むこととなったら、とんでもないトラブルというか人権侵害を引き起こすのではないかと危惧するのです。 (続く)

コメント

_ 海苔訓六 ― 2022/11/16 09:03

むかし、プロ野球選手でフランク・マンコビッチという投手がいましたが、日本では登録名を本名のマンコビッチではなくてマニーに変更したエピソードを思い出しました。
単なる登録名だったから問題になりませんでしたが、一般の外国人であれば今回のブログで言及されているように重大な人権侵害として国際問題に発展していたかもしれないと思います。

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