“統一大当たり論”―バラ色の夢に酔う韓国(2)2014/06/25

統一韓国、外交・安保でもP5(安保理常任理事国)に加わることも       国際外交の先導国家となる可能性         東北アジア政治・経済統合を主導       2040年に統一韓国は経済的にG7に加わるだけでなく、外交・安保面での国際的地位も非常に高くなり、国連安全保障理事会の常任理事国になるものと予想        国立外交院は『2040年 統一韓国ビジョン報告書』で、統一韓国が外交・安保面でP5(常任理事国五カ国)に加わることもあると予想した。 100年という短い期間に産業化と民主化、分断克服をすべて成し遂げた唯一の国という点で、経済的にも外交・安保の面でも世界の指導国の資格を十分に認められるだろうという話だ。 統一を通して非核平和国家の道を進めながら、東北アジアの緊張緩和の主導国となることができるという。 東北アジアの政治的・経済的統合を主導するようになるというのだ。        P5とG7となる統一韓国は高くなった国際的地位を基に核安保、テロ、サイバー保安、環境、気候変化等のグローバルな問題の解決と国際社会の集団的意思決定に先導的役割をするものと期待される。 また開発途上国と先進国の間を橋渡ししながら新しい外交・経済的モデルを提示するだろうと予想する。 報告書は「極度の貧困と同族同士が殺し合ってきたという悲劇を経験した統一韓国は、経済的発展と民主化、平和構築、分断克服と関連する多様な韓国型開発モデルと和解プログラムを低開発国家に伝授することとなる」とした。        統一韓国は地政学的危険要因を減らすために、アメリカとは包括的な同盟関係を継続維持するが、中国・日本・ロシアとは戦略的協力関係を強化する両面政策をとるものと予想される。 これを通して大陸と海洋勢力を連結調整し、アジア・太平洋の外交・安保の中心軸国家となることができるというのだ。 報告書は、東アジア地域でOSCE(ヨーロッパ安保協力機構)のような制度化された多国間協力安保体制を統一韓国が主導するだろうと記した。

 韓国は統一すれば先進七カ国の仲間入りをし、また国連安保理事会の常任理事国になれるんだという‘夢’の「統一テバク(大当たり)論」。

 おとぎ話というか夜郎自大というか、そういうレベルのものです。 客観情勢を冷静に分析せねばならない政府部署が、こんなことを真剣に議論して報告書まで出すものなのだろうかと思います。 しかし韓国人にはこのような話が耳に心地よく聞こえるのかも知れません。