北朝鮮の宋日昊が日本を脅迫2014/10/10

 先月の29日に中国瀋陽で、日本外務省の伊原アジア大洋州局長と北朝鮮の宋日昊朝日国交正常化交渉担当大使が、拉致問題について協議したことは既に報道されています。

 この協議が終ってから、北朝鮮の宋日昊は日本の記者団と酒席を設け、その席で拉致問題はごく少数の人間のことに過ぎない、1億2千万人の命のことを考えれば些細なことだ、と発言したそうです。

 「1億2千万人の命のことを考えれば」とは即ち、我が北朝鮮は核兵器とミサイルを持っており、日本に落とすことが出来るんだぞ!という脅迫です。 

 つまりは日本国民の生命を奪うことが出来る能力を有していることを誇示して、日本側に譲歩を要求しているのです。 日本は拉致問題にこだわらないて、こちらの言うことを聞け!と言っているのです。

 北朝鮮は自分たちの本音を公式の席では発言できないので、このような記者団との酒席で発言したようです。 そうすれば万一大問題になっても、酒席でのことだからと言い逃れが出来るからです。 

 日本の記者たちはこれに対して、どう反応したのかが分かりません。オフレコなのか、報道されていないようです。 

 このような脅迫に対して、日本はどのように対処していくべきか? 少なくとも憲法9条では何の対処も出来ないことは明らかです。