「君が代」の作曲家 フランツ・エッケルト2014/10/17

 韓国ソウルの楊花津外国人宣教師墓地の話は、今日で終わりです。

 日本の国歌「君が代」の作曲に、フランツ・エッケルトというドイツ人が関わっていたことは、わりと知られています。 しかしエッケルトの墓がソウルにあることは、ほとんど知られていないようです。

 エッケルトは明治時代に来日。 海軍音楽隊や音楽取調掛(現在の東京芸大音楽学部)等で約20年間西洋音楽を指導しました。 日本国歌「君が代」作曲の最後の段階で編曲し、楽譜を付けたという功績が有名です。 1899年頃大韓帝国に渡って西洋音楽を指導し、韓国最初の国歌(今の愛国歌とは違うもの)を作曲しました。 ただしこの時の国歌は現在残っておらず、不詳です。 植民地時代の1916年ソウル(当時は京城)でガンを患い客死。

 日本に深い関わりのある人ですので、ここも参拝しました。