豊田有恒さん死去2023/12/06

 豊田有恒さんが去る11月28日に亡くなられ、昨12月5日に公表されました。 彼はかつての朴正煕大統領時代に、韓国の経済成長を称賛する『韓国の挑戦』という本を出して高く評価される一方、軍事独裁政権の味方だとかの批判を浴びていた記憶があります。

 1990年代になって韓国の反日に嫌気がさしたのか『いい加減にしろ 韓国』という本を出してからいわゆる〝嫌韓本″を出して、〝嫌韓派に転身″とか言われていましたね。

 豊田さんの韓国知識は、私にはちょっと勉強不足だなあという印象を持っています。 10年ほど前に『韓国が漢字を復活できない理由』を出しておられて、拙ブログで論じたことがあります。 ご笑読いただければ幸甚。

【豊田有恒氏に関する拙稿】

『韓国が漢字を復活できない理由』(1)  http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2013/09/15/6982629

『韓国が漢字を復活できない理由』(2)  http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2013/09/18/6985544

『韓国が漢字を復活できない理由』(3) http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2013/09/20/6987935

『韓国が漢字を復活できない理由』(4) http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2013/09/21/6989129

『韓国が漢字を復活できない理由』(5) http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2013/09/23/6990160

『韓国が漢字を復活できない理由』(6) http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2013/09/25/6991952

『韓国が漢字を復活できない理由』(7) http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2013/09/26/6992771

『韓国が漢字を復活できない理由』(8) http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2013/09/28/6994523

コメント

_ (未記入) ― 2023/12/11 17:47

「韓国の挑戦」(1978)豊田有恒
私が初めて読んだ韓国本
全てはここから始まったと思う
当時私は下関に住んでいた中学生だったが新聞等で報じられる暗い韓国の話題と裏腹にラジオから流れる楽しそうな韓国放送、韓国に訪問した人が語る韓国の印象
不自然なほどのギャップを感じていたのでこの本を読んでいちいち腑に落ちた。やはり韓国は発展しているのだと
それ以前から韓国関係の良書は出ていたようだがあまり人目には触れず、SF作家として高名な彼が書いたこの本は経済発展はもちろん今まで触れられなかった韓国人の民族性も語られインパクトは絶大で日本の知的大衆に受け入れられ日本人の韓国に対する関心そのものを飛躍的に拡大したと思う。韓国本に関してはこれ以前これ以降と区別出来るくらいのターニングポイントになった本
豊田氏の冥福を祈ります

_ (未記入) ― 2023/12/12 09:43

初期の豊田さんの韓国愛は本物ですね。彼には「スペースオペラ大戦争」という傑作があります。31世紀の地球人が宇宙人から侵略を受けるのですが、未来人は平和にスポイルさてしまい、闘争心というものがゼロになってしまっている。そこでタイムマシンを使用して過去の英雄・勇者たちを集めて、軍の指揮をお願いするというお話。集められたのは、ジンギスカンやらカエサルやらハンニバル、三国志の英雄たちなど、とんでもない人たちばかり。わが日本からは、義経や高杉晋作などが参加していた記憶があります。そして韓国からは李舜臣。作中では、この李舜臣がゲームチェンジャーとして大活躍するのです。今読んでも面白く読めるので、興味のある方は是非。

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