韓国の高校での頭髪規制2018/11/25

 韓国の文学賞の一つである「젊은 작가상(若い作家賞)第8回2017」の受賞作品集にあるチェ・ウニョンの「그 여름(あの夏)」を読んでいたら、主人公であるイギョンの高校時代の頭髪規制が書かれていました。

고등학교를 다니던 내내 이경은 머리를 검은색으로 염색해야 했다. 머리카락이 갈색이어서 교칙에 위반되었기 때문이다. 뿌리부터 다시 갈색 머리가 자라나면 선도부에 불려가서 훈계를 듣고 그 부분을 검게 염색해야 한다. “너 눈도 갈색이구나?” 자신을 바라보던 선도부장의 찌푸린 얼굴 앞에서 이경은 더이상 주눅들지 않았다.

 ちょっと翻訳してみますと、

高校に通っている間ずっと、イギョンは髪を黒く染めなければならなかった。 髪の毛が茶色なので、校則に違反していたためである。 根元からまた茶色の毛が生えてくると、風紀委員の先生に呼ばれて注意を受け、その部分を染めなければならないのである。 「お前は目も茶色なのか?」 自分を見る風紀委員長がしかめっ面をしても、イギョンはもう萎縮しなかった。

 これを読んで、韓国旅行すると遠足の高校生の集団を見ることがよくあるのですが、そう言えばみんな髪の毛が黒かったなあ、また茶髪は見なかったなあと思い出した次第。 作者は1984年生まれですから、2000年代初め頃の自分の体験を元にしたのだろうと思われます。

 日本では高校での頭髪規制が大きな問題になったことがありました。 校則では茶髪禁止・染色禁止となっているのに、元々茶髪の生徒が黒く染色することを強制されたというものでしたね。 韓国ではどうなんでしょうか、問題になっているのでしょうか。 この小説を読む限りは問題になっていなかったようです。 また私がこれまで読んできた韓国の新聞でも見たことがありません。 

 5年ほど前ですが、韓国からの留学生から本国での教育事情を聞いたことがあります。 参考いただければ幸い。

韓国の教育事情―留学生から聞く http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2014/07/18/7391623

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