こんな学生さんがいるのですねえ2024/07/02

 今日のハフポスト日本版に「日本の植民地支配は『現代人には関係ない』のか。エンタメ・美容・食だけじゃない、韓国の街と市民運動に学ぶこと」という長ったらしい標題の記事が出ました。 https://news.yahoo.co.jp/articles/477f9a81112b7f753b27b4af60674ff2eb0c663f 

 今どきこんな学生さんがいるのだな、珍しいなあなどと考えながら読んでいると、2年半ほど前に書いた拙ブログを思い出しました。 https://tsujimoto.asablo.jp/blog/2021/11/06/9437960 

 この時に週刊朝鮮の編集後記に出てきた日本人学生さんの言っていることと、今回のハフポストに出てくる学生さんの発言がほとんど全く同じです。 ということは、同一の日本人学生グループのようです。

 彼らは一橋大学のゼミ生と思われますが、資料を悉皆調査して研究するのではなく、社会に主張することの方に重点が置かれていると思われます。 しかも「現代人には、差別と排除の構造を解体していく責任がある」などと、上からの目線で大人たちに要求するような意見ばかりが前面に出てきています。

 ゼミならば教官は、賛成意見も反対意見もすべて収集して検討することを学生たちに指導すべきだと思うのですが、どうなんでしょうか。 テキスト自体が偏ったものを使っているのではないか、あるいはゼミ自体が運動団体化しているのではないか、という疑問を抱きます。

 4年前の毎日新聞に、「在日コリアン『差別生んだのは、私たちの社会』 京都女子大ゼミ生学ぶ 座学や学校訪問、一から理解深め」と題する記事が載り、拙ブログでも取り上げました。 http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2019/08/15/9141168 

 よく似た大学ゼミが日本の東西にある、ということなのでしょうかねえ。