特別永住資格の将来2006/11/14

>在日コリアンの子孫の方々が、「特別永住資格」で持って未来永劫に日本に住み続けるのは不合理だと考えます。未来永劫に日本に住み続けたいのならば、帰化して日本国籍を取得すべきでしょう。>

 「特別永住資格」は法律(平成3年5月10日付け法律第71号)で定められています。その内容は、この資格が臨時のものとはされておらず、在日の問題を法律上最終的に解決するものと位置付けられています。つまり未来永劫は極端ですが、非常に長期にわたって有効となるものです。  これを不合理と考えても、現実はそのように動きます。

 在日の将来がどうなるかについては、この法律の成立に努力した坂中英徳さん(元東京入管局長)の『在日韓国・朝鮮人政策論の展開』(加除出版)という本が参考になります。彼は、在日が21世紀半ばまでには消滅するだろうという見通しを語っています。

 つまり在日は帰化すべきだというようなことを言わなくても、在日の方から自然消滅していくということです。彼の見通しが正しいかどうかは、これからの推移を見守るしかありませんが、在日を担当する権力側の責任者の言ですから、その中身は重いものです。特別永住資格はこのような見通しのもとに成立したのです。

 私は、在日は帰化すべきだなどと言っても仕方ないと思っています。ただ、いつのまにか消滅しているというような没主体的というか恥ずべきことにならないよう願うのみです。

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