「息を吐くようにウソを言い」と「いい加減」2013/10/02

 ある民族を名指しして「息を吐くようにウソを言い」と揶揄する日本人がいます。だったら従軍慰安婦問題でウソを書き連ねてきた日本の大手新聞はどうなるのか?この新聞は100年以上の歴史を誇り、今も日本社会に大きな影響力を持っている我が日本の代表的新聞社です。

 日本人のウソは「左」に限りません。「右」の極端な例としての「在特会」がどれほどウソだらけであるかは、拙論で繰り返し説明してきました。我が日本にも「ウソつき」は、「左」も「右」も関係なく一杯いるのです。それにも拘わらず他国・他民族を「ウソつき」呼ばわりするとは!我が日本はそれほど立派なのか?!と思います。しかし、これを公言する日本人が何と多いことか!! 

 他国・他民族への苦言・批判は、「しっかりとした根拠」と「論理の一貫性」に基づかないといけません。「しっかりした根拠」とは検証作業を経ている資料・文献・論文や直接体験です。大衆向けの雑誌などにあるような扇情的な文章ばかり読んで分かったような気分になることは、厳に慎まねばならないのです。また「論理の一貫性」とは、批判するにしても他国・他民族だけでなく自国・自民族にも同じ論理を貫いているのか、ということです。自らの弱点・汚点に目をつぶる他者批判は、醜悪でしかありません。しかしこのブログでは、他国・他民族を「息を吐くようにウソを言い」「いい加減」という批判投稿がかなり以前から相次いでいます。

 検証することなくまた直接体験したこともなく、自分のことを棚にあげた他国・他民族批判は、単に醜いレイシズムです。