韓国でも「主催者発表3倍の法則」2011/07/02

 かつて拙稿で、集会等の参加者人数は主催者発表の数字が警察発表の数字の3倍程度になる、という法則があると論じました。

http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2008/03/21/2803511

 ところで、韓国の新聞『朝鮮日報』の一昨日(6月30日付け)のA13面に掲載されたソウル市内でのデモ風景写真に付されたキャプションが、次のように記述されていました。

「都心の大路を占拠したデモ隊‥‥激しい交通渋滞

 民主労総と農民団体、大学生など6000名余り(警察推算、主催者側推算1万5000名余り)が、最低賃金引き上げと授業料の半額実現などを要求して、29日午後ソウル都心の中区太平路の全車線を占拠し、2時間ばかり不法集会を行なった。デモ隊が太平路の全車線を占拠したのは、去る2008年の米国産牛肉反対ろうそく集会と、2009年の盧武鉉前大統領の追慕集会以降、初めてである。この日の不法集会で、都心で激しい交通渋滞がおきた。」 (訳は辻本)

 主催者発表1万5千人、対して警察発表6千人。きっちり3倍ではありませんが、近い数字です。韓国でも「主催者発表3倍の法則」は通用するようです。

 とすると主催者発表3倍の法則は、日韓共通する現象なのか? 興味深いものです。 過去10年程度の数字を調べて比べてみると、論文の一つでも書けそうです。 私にはちょっと時間がありませんので、誰かやってみる人はおられませんか?

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