主催者発表3倍の法則2008/03/21

 この頃は知りませんが、1970年代に「主催者発表の数字は警察発表の数字の3倍」の法則があると言われていました。

 何かの集会で、主催者が発表する参加人数は、警察が発表する参加人数のほぼ3倍となる傾向が強い、という意味です。それで気になって、そのような集会の新聞記事を見るたびに数字を見比べていたのですが、「法則」がよく当たっているのに成程と感心した記憶があります。

 昨年9月に沖縄で行われた教科書検定問題の集会で、参加者が主催者発表で「11万人」、警察情報では「4万人」とされていましたので、この「法則」は21世紀になっても適合するものと思われます。

 ところで、どちらが正しいかですが、一般的に言って主催者発表は自分たちの成果をアピールするために人数を多めに出すのが普通です。

 一方の警察発表は、参加者人数によって警備する警官の数を決めねばなりませんし、議会等で人数の根拠を質問される可能性がありますから、実態からかけ離れた数字を出すことはありません。

 従って警察発表の数字が大体正しいと見ていいものです。とすると、主催者発表は水増し率3倍ということになるわけです。

 これ以上数字を大きくすると嘘臭さが強くなるし、少ない数字だと元気が出ないし‥‥3倍が適当なところということでしょう。

 マスコミが主催者発表数字をそのまま報道することは、水増し記事となりますので感心できるものではありません。

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