戦争での強姦事件被害資料2017/03/18

 戦争においては古今東西、強姦事件が頻発します。 日本では何故かしら、日本軍による強姦事件ばかりがクローズアップされますが、日本女性もまた多数が外国軍隊からの被害者となっています。 こちらの方の関心が薄いのが残念です。

 ここに掲げた資料は、日本への引き揚げ船で配られたもので、主に満州でソ連軍による強姦の被害を示すものです。 

 満州に移住していた日本人婦女子は終戦時にいち早く逃げた日本帝国軍(関東軍)に置き去りにされて、ソ連軍の暴行にさらされました。 やっとのことで日本に帰国した時は、もう堕胎が不可能なほどにお腹が大きくなっている場合が多かったし、実際に赤ちゃん(混血児)を産んだ場合もありました。 妊娠した女性が引き揚げ船から投身したことも多かったといいます。

 こういった悲惨な事実は、もっと多くの人に知ってもらいたいと思います。

コメント

_ 70年代生まれ ― 2017/03/21 18:44

枝葉の部分で恐縮ですが、「終戦時にいち早く逃げた日本帝国軍(関東軍)に置き去りにされて」という表現は、誤解を生むと思います。まるで軍は日本へ逃げのびたようです。実際は、玉砕または生きていてもシベリア抑留ではないでしょうか。

「終戦時に率先して武装解除した日本帝国軍(関東軍)に放置されて」ぐらいでは。

_ 辻本 ― 2017/03/21 20:48

 日本軍(関東軍)の立場から言えば、ソ連軍がいきなり宣戦布告して、なだれ込んできましたから、一旦退いて体制を立て直そうとしたかも知れません。

 満州の開拓民らは、いわゆる馬賊(共産軍を含む)らが跋扈する地方で農作業をしていました。 彼らを守ってきたのが日本軍(関東軍)でした。 その日本軍が急にいなくなり、代わりにソ連軍が襲撃して、乱暴狼藉を働きましたから、開拓民にとっては置き去りにされた、となります。

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