自主的、民主的、平和的統一 ― 2012/04/22
1970、80年代、北朝鮮は「自主的、民主的、平和的統一」を説いていました。
この言葉だけを見ると、誰も反対する人はいないでしょう。
しかし北の言う「自主的」とは、韓国からアメリカを追い出すことを意味します。 そして「民主的」とは、韓国に人民革命政権樹立することを意味します。 さらに「平和的」とは、韓国がこのような国になってこそ北と統一の話し合いができる、という意味です。
つまり北の「自主的、民主的、平和的統一」は、南朝鮮解放路線をソフトに言い換えただけです。
しかし日本では「自主的、民主的、平和的」という言葉だけをみて、北を支持する無邪気な人が多かったものでした。
北の南朝鮮解放路線は今も継続しています。 核とミサイルを持つ軍事大国としてアメリカと対等に話をして、朝鮮半島に口出しさせない(自主的) 南に親北民主政権を樹立する(民主的) この政権とのみ統一協議する(平和的)
金正恩政権はこの路線を受け継ぎ、更なる軍事大国化を目指すと思われます。
コメント
_ 在特会 ― 2012/04/26 19:52
_ 辻本 ― 2012/04/26 20:20
客観的な状況ではその通りですが、主観的つまり彼ら自身の信念が「軍事強盛大国」ですから、この目標に向けて邁進することでしょう。
あまり良い言葉ではありませんが、乞食の居直り。
もうこれ以上失うもののない人間が居直ると、それこそ最強です。
_ 在特会 ― 2012/04/26 21:09
それはその通り。同感です。
10年くらいはこの調子ですかね?
ますます、餓死者が出るだけだと思うけど。
5年はミサイルを警戒しないといけませんね。
_ 河太郎 ― 2012/04/27 15:03
しかし、真実を突いています。貧者の居直り、では隔靴掻痒です。
特定失踪者の荒木和博氏が講演で同じようなことを言っていました。北朝鮮は拉致という手法をどうして採ったのかに関して、北朝鮮は建国以来自立したことが一度もない、何かあれば何処かから持ってくればいい、との思考が直ぐに働く、だから拉致に走った、と。成る程と思いました。「乞食」根性が染み付いているのでしょう。日本にせびるのは朝飯前でしょうが、ソ連、中国、アメリカを相手に思いっきり毟り取っていますね。
もっとも、毛沢東は、『マオ』によれば、朝鮮戦争で北朝鮮をしゃぶりつくしたとされています。金日成がこのままでは北朝鮮に男が居なくなると停戦を懇願しても毛沢東は、ソ連から目ぼしい軍事援助を引き出すまでは平然として無視したと書かれています。
_ DSTT販売 ― 2012/09/24 15:57
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
3代目が金正日の路線を変更すると、父の批判になるから、路線変更はできない、と 重村智計氏はいいますが
3代目予測で重村氏は予測を間違えた。
そのせいか、彼の記事を見かけません。
>金正恩政権はこの路線を受け継ぎ、更なる軍事大国化を目指すと思われます。
目指すでしょうが、大国化は困難なのではないですか?