「朝鮮語は禁止された」というビックリ投稿 ― 2017/01/15
植民地時代の朝鮮では、朝鮮語は禁止されていなかったという歴史事実を否定しようとするコメント投稿がありました。 この世にこんな人がいるということで、参考になりました。 投稿は探し難いものなので、ここに掲示します。
http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2012/11/02/6621470
>素直に「朝鮮語は認められていた」「朝鮮語の禁止はなかった」と書けばいいものなのにねえ。 >「朝鮮語の使用禁止」はなかった事は初歩的な知識となっているのに、
↓これ、なーんだ? 植民地朝鮮の同化政策(途中) http://blog.livedoor.jp/ekesete1/archives/46679624.html ★植民地統治時代に朝鮮語が禁止された証拠 http://ameblo.jp/nidanosuke/entry-11507049214.html
管理人さんやこのサイトのコメント欄の人たちは韓国を批判しつつも在特会みたいな日本の極右連中のことも批判して「自分は右翼じゃない」アピールしてますけど、せめて上の記事のnidanosukeさんみたいに事実は事実として認めましょうよ。 さもないと結局のところは管理人さんやこのサイトのコメント欄の人たちも自分が右翼の変種だって自白してるも同然ですよ?
そもそもアイヌ語や沖縄の諸語が現在消滅寸前になってるって時点で日本が朝鮮語だけは保護していたと考えるのは不自然。 一体どういう動機があって日本は朝鮮語だけは保護してアイヌ語や沖縄の諸語は禁止したっていうんでしょうね?
八丈語? 世界2500言語、消滅危機 日本は8語対象、方言も独立言語 ユネスコ http://www.asahi.com/shimbun/nie/kiji/kiji/20090302.html UNESCO Atlas of the World's Languages in Danger http://www.unesco.org/languages-atlas/
http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2012/11/02/6621470
拙ブロク論考の表題は、『図録 植民地朝鮮を生きる 韓国・民族問題研究所所蔵資料から』という本からのものです。 その本には軍国主義真っ盛りの時期を扱った「第3章 総動員体制下の朝鮮人の生活」で、朝鮮人を「総動員」するために朝鮮語で書かれた資料が多数掲載されています。
投稿者は朝鮮語が禁止されているとしているのに、資料では権力側が朝鮮語で総動員政策を啓蒙・推進したことになります。 これを矛盾と考えない人がいるということに、ビックリした次第。
当時の朝鮮では公用語が日本語でしたから、公の場所では日本語のみになります。 学校や役所、裁判等々、当然すべて日本語です。 朝鮮語は排除されます。
しかし一歩その場所から離れて日常の生活の場では、朝鮮人は朝鮮語を使っていました。 また権力はそれを禁止しませんでした。 朝鮮内では郵便局からハングル電報を送れたし、ラジオの第二放送からは朝鮮語の歌やパンソリが流れていました。そんな時代でしたから、戦争政策を朝鮮人に理解させようと朝鮮語で作成した啓蒙資料があるのです。
これについては 拙論では http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2012/06/11/6476173 で論じたことがあります。