民族差別と闘う運動への疑問を持ったきっかけ2012/04/07

 あれは何時のことだったろうか、1970年代後半頃だったかと思う。

 民族差別と闘う活動家のK君の運転する車に乗っていた時、警察の検問にかかった。警官が免許証の提示を求めながら「お名前は?」と問われて、K君は「Fです」と日本名を答えた。 私は、このK君が在日の子供たちに「本名を名乗れ」と強く迫っていたのを見ていたので、これにはビックリした。

 そしてこの事実を、同じく民族差別と闘う活動家のR君に話すと、「相手が警察ならそれでいいんだ」と言った。  私はこれにもビックリして、「だったら、相手によって本名を名乗ってもいいし、日本名も名乗ってもいい、ということか? 何が何でも本名を名乗らなければならない、という運動の考えは間違いなのか?」と疑問を呈した。

 この経験が、民族差別と闘う運動に対する疑問を持つきっかけとなった。

 次に、この運動団体は「天皇制こそが民族差別の根源だ」と、反天皇を主張し始めた。これにもビックリした。

 これを強くアピールした活動家Yさんは、天皇の名の下で朝鮮は併合され、朝鮮人は苦難の嘗め、日本人から差別された、民族差別を正当化するものが天皇制だ、というような論理を展開した。

 私は彼に「天皇制がなくなって共和制になると、民族差別がなくなるということか? 世界には君主制の国と共和制の国があるが、君主制には差別がすべからく存在し、共和制には差別が存在しないということか?」などと疑問を呈した。

 同じくYさんは「日本の単一民族国家観こそが民族差別だ」とも主張した。 私は「韓国や北朝鮮も単一民族国家だ、あなたの祖国も民族差別が強いということか?」と問うた。Yさんは「朝鮮は単一民族国家ではない、オランケがいる」となどと言っていた。 その時は私には朝鮮史の知識がなかったので、それ以上は言わなかった。

 それからしばらくして、オランケとは北方の女真族、満州族たちの蔑称あることを知った。その時にようやく、こちらに朝鮮に関する知識が乏しいことに乗じて、嘘八百言ったんだなあ、と分かった。

 その後、朝鮮史を独学で勉強していくと、民族差別と闘う運動家たちが語る歴史に、かなりの歪曲・虚偽が含まれることを知ることができた。   強制連行、創氏改名で日本名を強制された、朝鮮語の使用を禁止された、「鮮」「京城」は差別語である等々、このような歪曲・虚偽の歴史観に基づく活動が展開することに大いなる疑問を感じたものであった。

コメント

_ 日本国公民 ― 2012/04/08 12:31

日立裁判が民族差別運動に大きな影響を与えたのではないかと思います。原告の「日本名の詐称』について判決は、差別を受けていたからやむを得ないという内容で擁護しましたが、これはモラルハザードを認めるものしょう。差別という理由でどんな嘘も認められることになりますよね。最近は在日の日本滞在は植民地支配に起因するとごまかす様になってきましたね。植民地支配の何が原因ですかと聞いたら、自分で勉強しなさいと言われましたよ。自分じゃ何もいえないらしいね。民族差別運度家のつく嘘は、日本社会、国家に責任を押し付ける「ヘイトスピーチ」の類いですね。輿論が厳しく指弾すべきですよ。

_ masa ― 2012/04/08 20:14

初めまして在日3世のmasaと申します。
本名ではなくHNを名乗る非礼をお許しください。
辻本先生が同乗された活動家のK氏が何故、免許証提示の際に日本名を名乗ったのかがちょっと引っかかりました。1970年代なら免許証の本籍欄で在日とわかるはずですし、本名の横にカッコつきで通名が記載されていた筈です。なので免許証提示→外国人登録証の提示(当時義務)となるので日本名を名乗ること自体無意味です。結果として免許証を提示せずに検問を通過したというなら話として納得できます。

今も昔もバリバリの民族教育を受けた総連活動家でさえ実生活では通名と本名を使い分けている人がいます。差別と闘う活動家たちが子供たちには民族意識として本名の大切さを説きながら自らは実利的な部分で割り切ってしまう狡さは当時も今も変わりがないように思います。駄文失礼しました。

_ 辻本 ― 2012/04/08 21:12

 その時の活動では、K君は、自分は在日であり、本名はKだと名乗っていました。当時K君は、在日の子供たちに本名(朝鮮名)を名乗れと強く迫っていました。だから私も含めて周囲の多くの人が、彼は韓国籍か朝鮮籍だろうと思っていました。
 しかし実は彼のお母さんは日本人で、彼は母親の戸籍に入っていて日本国籍であることが後に分かりました。彼の免許証には母親の本籍地と、氏名欄には日本名が書かれていました。

 母親が朝鮮人の家に嫁入りして、その家の人に成りきっていても、婚姻届を出すことなく子供ができて、子供は母親の戸籍に入った等々事情があったようです。詳しいことは分かりませんが、家庭や親族間では全くの同胞と扱われながらも、その子供の国籍が日本国籍ということが分かりました。

  これを知ると、民族差別と闘う運動団体の在日活動家では、このような人が少なくないこと知りました。

 法律上は日本国籍で名前は日本名ですが、朝鮮名こそが本名だと名乗り、子供たちに本名を名乗れと迫る活動家がかなりいた、ということです。

_ 在特会 ― 2012/04/08 21:15

>差別と闘う活動家たちが子供たちには民族意識として本名の大切さを説きながら自らは実利的な部分で割り切ってしまう狡さは当時も今も変わりがないように思います。

そういうのが民族意識として、本名は関係ないという証拠だよ。
在日がそのような嘘をつく限り、「祖国へ帰れ」としか言うべきことがない。
だれも日本に住んでくれなんて、頼んでないんだ。
うそつきは日本では罪だ。

_ 辻本 ― 2012/04/09 04:58

 在日が自分の名前をどう名乗るかは彼ら自身の問題であって、嘘であろうがどうであろうが日本人側の問題ではありません。何故こんなことで「祖国へ帰れ」という激しい言葉になるのか、私には理解ができませんねえ。

〉うそつきは日本では罪だ。

 しかし日本人でもうそつきは多いですよ。
 古くは、左翼系の人たちはソ連を労働者の祖国だとして理想社会だと主張していました。シベリア抑留者だった人が、この俺が実際のソ連を見てきた、それは嘘だと言っても、聞く耳をもたなかったものです。
 しかし彼らに、ソ連へ行け、という人はいませんでした。単なる意見の違いということで済まされていましたねえ。

_ 河太郎 ― 2012/04/11 15:33

≫うそつきは日本では罪だ。
>しかし日本人でもうそつきは多いですよ。
正確には、日本人にもウソつきはいる、でしょうね。多いことはないでしょう。
ウソつきについて日韓を比較すれば明らかに韓国は日本とは異質、別世界であり、日本人にもウソつきはいるからとして韓国人のウソを大目に見ることは適当ではないでしょう。韓国人が大ウソつきであることは,裁判での偽証罪が日本の数百倍だと韓国の新聞が自ら認めているし、韓国の竹島についての主張、慰安婦問題、日本海呼称問題、柔道、剣道、生け花など韓国起源説主張、又あらゆるパクリ等をみれば、朝鮮人は息を吐くようにウソを言い、はまさしくピツタリの表現だと思います。民族性は良い悪いの問題よりも、それを知って被害に遭わないこと、無知による幻想を持たないこと、が大事だと思うだけです。現実に韓国のウソにより日本は大きな被害を被り、国家の名誉が傷つけられているので、断固として韓国のウソを言い立て、鉄槌を下すべきですね。連中は、ウソも百回言えば真実となる、を十分承知の上で仕掛けていますので、そのつもりで日本人も対応しないと後でほえ面をかくことになります。

_ 辻本 ― 2012/04/11 20:36

〉正確には、日本人にもウソつきはいる、でしょうね。多いことはないでしょう。

 そうですかねえ。20年ほど前になりますが、あるミニコミ誌に、在日の強制連行説はウソであると論じたとき、数時間にわたりほとんど糾弾に近い扱いを受けたことがあります。追及したのは日本人ばかりでした。
 その時、イデオロギーにとらわれるとウソが入るものだと感じました。
 日本人だからウソは多くない、とは思いません。

_ 河太郎 ― 2012/04/11 21:40

>その時、イデオロギーにとらわれるとウソが入るものだと感じました。
私も、同感です。私も、「ウソつきはドロボーの始り」との認識もある意味、良い意味でのイデオロギーかも知れないと思っています。只、イデオロギーという用語を使う時は定義を正確にする必要があるのですが、私は左翼と保守の違いの一つは、集団が外部の情報を遮断するのか否かで決まると思っています。私は保守の活動の経験から思うのは、保守は外部の情報を遮断しないが、左翼は遮断する、というものです。かっては新左翼の闘士、今は真正保守の活動をしている友人がいますが、彼の話で成る程そうかと思ったのは、セクトにいると外部の情報から遮断されていた、アルバイトに行って初めて、資本家は搾取するというドグマのウソが分かった、それが転向のきっかけだった、と聞かされた時です。
>その時、イデオロギーにとらわれるとウソが入るもの
つまり、これは左翼の連中だと限定できる、と思うのです。
>日本人だからウソは多くない、とは思いません。
しかし左翼イデオロギーに染まっていない日本人は圧倒的に、ウソは悪だ、と思っていると思っていますので、
ウソをつくのは一部の日本人だと考えています。決して日本人にも多くのウソつきがいるとは言えないと思っています。

_ 辻本 ― 2012/04/13 05:02

 左翼だけがウソつきだと言い切るのはいかがなものでしょうか。「集団が外部の情報を遮断する」のは、保守も革新も関係ないことでしょう。

 問題はたとえウソでも、真実と信じ込んでしまうこと、およびそのことによって謙虚さを失い、周囲の人は真実が見えていないと考えたり、或いは指摘されても居直ったり逆に攻撃的になったりすることです。こういう状態になると、付き合う人は同じく信じ込んでいる人ばかりとなり、読む本もそういう方面のものばかり読むようになります。

 アメリカの保守層には、進化論を否定して神による創造説を信じている人たちが多くいます。ウソを信じ込んでいるのですが、かなり大きな勢力となり、アメリカの政治をも動かしかねないほどです。

 日本でもオウムのような宗教団体では、トンデモナイ事を信じ込んでいる人たちがいます。

 左翼に限らず、こういった人たちは、自分たちがウソを信じているとは思っておらず、ただひたすら善意で信じ、行動しています。

 人間ですからウソを信じ込むことは、誰でもあることです。問題は外部からの指摘を聞く耳を持っているかどうか、つまり河太郎様がおっしゃるような「外部の情報を遮断」していないかどうか、というところにあると思います。

_ 河太郎 ― 2012/04/13 12:10

>左翼だけがウソつきだと言い切るのはいかがなものでしょうか。
左翼「だけ」、は確かに言い過ぎでしょうね。しかし我が国では、南京大虐殺、慰安婦、朝鮮日本統治などの歴史問題に関して保守と左翼のどちらがウソつきかと言うと圧倒的に左翼ですね。具体的に検討すれば明らかです。辻元さんも、自ら密航して来たのに強制連行されたと講演する在日朝鮮人の例を書かれていましたが、
私は保守でこのそのようなウソをつくのを知りません。

>「集団が外部の情報を遮断する」のは、保守も革新も関係ないことでしょう。
「集団が外部の情報を遮断する」は正確には、セクトですね。左翼のセクトは勿論もオウムもそうですね。
保守については私の知っている限りは無しですね。

>こういう状態になると、付き合う人は同じく信じ込んでいる人ばかりとなり、読む本もそういう方面のものばかり読むようになります。
全く同感です。元左翼闘士の友人の場合もそうでした。私も今は付き合うのは同じ考えの者が殆どですが、左翼と大議論をしてもいいのですが、その機会がありません。私じしんの経験で言えば、初めは左翼の本を読めば「まさか。そうなのかな」と思い、保守の本を読めば「やっぱりそうか」となり、結局、保守の歴史認識に確信を持ちました。

>アメリカの保守層には、進化論を否定して神による創造説を信じている人たちが多くいます。ウソを信じ込んでいるのですが、かなり大きな勢力となり、アメリカの政治をも動かしかねないほどです。
私は初代天皇の神武天皇を「信じる」と公言しますが、左翼から見れば私は大ウソつきかも知れませんね。
私も進化論は否定しませんが、しかし、人間がサルから進化してきた、というのもあくまで仮説ですね。
「神武天皇肯定」を取り上げて日本の保守もウソつきだと断定するのはちょっと違うと思いますね。

>日本でもオウムのような宗教団体では、トンデモナイ事を信じ込んでいる人たちがいます。
私もカルトの恐怖を痛感します。連合赤軍の粛清もそうですね。
>左翼に限らず、こういった人たちは、自分たちがウソを信じているとは思っておらず、ただひたすら善意で信じ、行動しています。
オウム、連合赤軍の心理状態はまさしくそうですね。

>人間ですからウソを信じ込むことは、誰でもあることです。
そうですね。今の日本はマスコミと学校教育が左翼と売国勢力に汚染されているのが不幸のもとです。

>問題は外部からの指摘を聞く耳を持っているかどうか、
日本の左翼は、マスコミ、大学が左翼論調でメシを食う利権構造にどっぷり浸かっていることも原因
ですね。戦後利得者が利権を離さないのですね。井伏鱒二は盗作が多いといわれていますが、出版社は本を売るためにそのことにはフタをしているのも同じ構造ですね。

_ 辻本 ― 2012/04/14 19:30

>私は初代天皇の神武天皇を「信じる」と公言します

 そうですか。天孫降臨の話も信じておられるのですねえ。

〉人間がサルから進化してきた、というのもあくまで仮説ですね

 ちょっと昔の話ですが、某新興宗教の方と議論したことを思い出しました。

 「神様は昔からおられるのです。」
 「昔というの何時ですか? 日本という国家が出来た千数百年か二千数百年前に神様が出てきたということですか?」
 「神様はもっと昔からおられます。」
 「とすると、日本列島に人間が初めてやって来た数万年前に神様が現れたということですか?」
 「いや、もっともっと、ずっと昔からおられます。」
 「人類がホモサピエンスとしてサルから分離したのは、二百万年以上前のことです。神様はその時に出てきたのですか?」
 「もっもっと、昔のことです。」
 「地球上に生命が誕生したのは十億年以上前、地球自体が誕生したのは数十億年前とされています。また宇宙自体が誕生したビックバンは、百数十億年前のことです。一体神様は、何時出てきたのですか?」
 「あなたがおっしゃることは、すべて仮説にしか過ぎません。」

 「仮説」とはこういう時に使うものなのかと感心しました。

_ 河太郎 ― 2012/04/16 10:29

>そうですか。天孫降臨の話も信じておられるのですねえ。
「天孫降臨の話」を過去の日本人が信じていた事実を認めるのです。天孫降臨は非科学的ですが、日本の歴史は古事記を大事にしてきた人たちが作ってきた事は紛れもないことです。古事記は荒唐無稽だと否定した精神で日本人は生きていた訳ではありません。つまり今の日本は「天孫降臨の話」を信じてきた日本人がつくり上げて来たのです。古事記の研究は必要ですが、そのことと過去の日本人が古事記を民族の話として大事にしてきた事実は分けて考える事が必要です。処女懐胎は非科学的ですが、だからといってキリスト教を否定すること、西洋の歴史を否定することを誰もしないでしょう。共産主義は合理主義を信奉していましたが、それがどれだけ惨禍を招いたかは言う必要はないでしょう。合理主義の負の側面も無視してはいけないし、歴史の中の、合理主義で割り切れない側面も尊重することも必要と思います。

 >「地球上に生命が誕生したのは十億年以上前、地球自体が誕生したのは数十億年前とされています。また宇宙自体が誕生したビックバンは、百数十億年前のことです。」
科学的知見として尊重します。人間は、サルから進化したもの、は現在では最も有力な説とは思いますが、完全に証明されているとはいえないので、仮説と言ってもいいでしょう。

>「仮説」とはこういう時に使うものなのかと感心しました。
私は、「仮説」をそのように使いません。「仮説」はあくまで自然科学で使うものです。人文科学では合理的思考だけで律することができません。天皇、生まれながらにして高貴な存在というのはある意味、人間は平等、という命題に反することですが、天皇の存在が日本にとって良かったのは間違いのない事実と思っています。

_ abcd ― 2012/04/16 12:45

辻本さんwrote:
> 在日が自分の名前をどう名乗るかは彼ら自身の問題であって、嘘であろうがどうであろうが
>日本人側の問題ではありません。
これは、見方に拠っては日本側での問題でもあると思います。
日本政府が法整備を行って、学校等での氏名使用は本名に限るとすれば良いだけですから。
まぁ、そのような法を整備できない部分が日本の弱味となっている訳ですが。
>何故こんなことで「祖国へ帰れ」という激しい言葉になるのか、私には理解ができませんねえ。
一応、帰れる祖国がある筈なのに、理不尽な運動や不当な要求をされていたらそういう考えが
発生するのはしょうが無いと思えますが。
慰安婦問題・(捏造である)強制連行は、朝鮮民族が屑ソノモノであるとしか思えない逆差別
ですからね。
因みに私の父は、祖父・祖母の意思で第二次大戦前に朝鮮から日本に移住(?)してきた
人間です。

_ 70年代生まれ ― 2012/04/16 17:58

現在、ネットを覗くと韓国・朝鮮に対する差別的な表現が溢れています。現在の差別は、1970年代に存在した差別よりも改善されているのでしょうか、悪化しているのでしょうか。辻本様のご見解を頂きたくお願い申し上げます。
私は1970年代生まれで、日本は一方的な侵略国家であったという教育を受け、韓国については加害者の立場から少々避けたいという気持ちはありましたが、正直なところ差別的な心情は特にありませんでした。
ところが最近の韓流ブームのため、韓国・朝鮮について調べたところ、彼らの歪曲や虚偽の歴史・文化の主張を知りショックを受けると同時に、彼らに対して差別的な心情が芽生えた自分にもショックを受けています。ネットを見ると、私と同じ経緯の方が多いと感じます。自分の中では、差別は70年代よりも現在の方が強くなったのではないかと推測します。よろしくお願いします。

_ 辻本 ― 2012/04/16 20:55

> 天孫降臨は非科学的ですが、日本の歴史は古事記を大事にしてきた人たちが作ってきた事は紛れもないことです。古事記は荒唐無稽だと否定した精神で日本人は生きていた訳ではありません。

 非科学的だということはウソということですね。
 とすると、河太郎様の4月11日付けご投稿の次の主張とは整合性がないように思われるのですが‥

〉韓国の竹島についての主張、慰安婦問題、日本海呼称問題、柔道、剣道、生け花など韓国起源説主張、又あらゆるパクリ等をみれば、朝鮮人は息を吐くようにウソを言い、はまさしくピツタリの表現だと思います。

 韓国人たちのこれらの主張も非科学的なものです。しかし彼らはこの考えを大事にして、自らの民族的アイデンティティを構築してきました。

 私は日本であれ韓国であれ、非科学的なこと=ウソが成立する過程なり理由を、科学的あるいは合理的な目で探ることだと考えています。

_ 辻本 ― 2012/04/16 21:13

>これは、見方に拠っては日本側での問題でもあると思います。日本政府が法整備を行って、学校等での氏名使用は本名に限るとすれば良いだけですから。

 外国人が自分の名前をどう名乗るか(本名か通名か)は、本人の様々な事情があります。従ってどう名乗るかは本人の選択によるものであるべきで、一方を悪と決めつけるわけにはいきません。
(下記の拙稿参照)
http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2006/09/09/516945

 日本側ができることは、本人の選択を尊重することです。

 このことで何か問題があるとすれば、本名を隠そうとする態度でしょう。これさえなければ、別に何の問題もないと思います。

_ 辻本 ― 2012/04/16 21:24

> 現在の差別は、1970年代に存在した差別よりも改善されているのでしょうか、悪化しているのでしょうか。

 これは改善されたと断言できます。
 その最も大きな要因は、在日韓国・朝鮮人が日本に同化していったことです。
 しかし一部の在日や日本の闘う活動家たちは、今なお厳しい民族差別という主張をしています。

 差別がなくなれば、彼らの活動の根拠を失うわけですから、差別がまだあるという主張を取り下げるわけにはいかない事情があるものと推察しています。

_ abcd ― 2012/04/17 02:55

辻本さんwrote:
>外国人が自分の名前をどう名乗るか(本名か通名か)は、本人の様々な事情があります。
これは、法律で規定すれば済む問題だと思います。
法の下には、個個人の思惑など存在しない筈ですが。
>従ってどう名乗るかは本人の選択によるものであるべきで、一方を悪と決めつけるわけにはいきません。
私は、「悪である」と言った覚えはありません。
あくまで法で抜け道が無い様に制定すべきだと書いただけです。
コンピュータが発達してきた現在では、通名という制度を廃止しても行政的には問題が発生
しないと思います。
※通名は、行政的に対処できないからこそ考えられた制度かなと思ってます。

_ 河太郎 ― 2012/04/17 12:05

>非科学的だということはウソということですね。
 私は神話については、「ウソ」 だ、考慮しなくてもいい、とは片付けません。「ウソ」であってもそれを信じて生きてきた先人がいたことを認め、そこから学ぼうとしているだけです。
 
>とすると、河太郎様の4月11日付けご投稿の次の主張とは整合性がないように思われるのですが‥
≫韓国の竹島についての主張、慰安婦問題、日本海呼称問題、柔道、剣道、生け花など韓国起源説主張、又あらゆるパクリ等をみれば、朝鮮人は息を吐くようにウソを言い、はまさしくピツタリの表現だと思います。

私は韓国の檀君神話を否定してはいません。神話はどの民族のものであれ、そのまま尊重しています。
私が問題にするのは、真偽が明らかな歴史時代の史実です。証拠により真偽がハッキリする事に関してです。

> 韓国人たちのこれらの主張も非科学的なものです。
神話は日本も韓国も非科学的。証拠のある史実 についても韓国はウソを主張、日本はウソはつかない。この違いです。
>しかし彼らはこの考えを大事にして、自らの民族的アイデンティティを構築してきました。
だからこそ、「朝鮮人は息を吐くようにウソを言い」が正しいと言ったのです。そのことを日本人が知って、韓国のウソの主張をハナであしらえばいいと思っているだけです。

>私は日本であれ韓国であれ、非科学的なこと=ウソが成立する過程なり理由を、科学的あるいは合理的な目で探ることだと考えています
私も全く同感です。辻本さんのブログも証拠を挙げて日韓問題を書かれていて、私も多くを学ばせて頂きました。

_ 70年代生まれ ― 2012/04/17 12:37

早速のご回答ありがとうございます。
改善されたとの断言に少し安心しました。
活動家の問題に言及がありましたが、一般的な日本人と韓国・朝鮮人との間では互いに差別のない関係が築ける日が来ることを願います。
最後になりましたが、辻本様のHPは韓国・朝鮮について冷静、論理的、且つユーモアに説明があり、大変勉強になったとともに、このようなHPを作成した辻本様をご尊敬申し上げます。ブログの更新を楽しみにしております。では、失礼します。

_ 日本国公民 ― 2012/04/17 17:15

 名をどう名乗ろうとも、それは本人の自由でしょう。しかし、それが公共の害を及ぼすなら、何らかのルールを決めるべきでしょう。仮に公的機関の登録に、通称のみを用いるのは、原則禁止であるべきでしょう。仮説ですが、通称使用の慣習法が確立した事件として「日立裁判」があるのではないでしょうか?判決の中で、在日の厳しい差別の状況
では、日本名使用もやむを得ない、という意味の部分があったと思います。(手元に資料がないので、記憶に基づく要約になります)この判決で通名使用の慣習法が確立したと考えます。ただ、行政、企業で、どの程度まで認めていくか、どんなルールが造られたか、または造られなかったか判りませんが。

_ 辻本 ― 2012/04/17 21:21

 「本名」というのは、厳密に言うと難しいものです。ましてや法律に定めるとなると、おそらく困難だろうと思います。

 例えば、日本は1940年施行の創氏改名令については無効とはしていません。従って、在日がこの創氏改名令に基づく日本風の名前を「本名」としても、何の問題もありません。

 韓国の戸籍名が本名なのかどうか?外国人登録にある朝鮮名が本名と思い込んで、韓国から戸籍を取り寄せて見たら違う名前であったという事例はよく聞きます。つまり本名と思っていたのが、実は通名であったということになります。

 ところで日本の外国人登録の文字は漢字・カタカナ・ひらかなだけで認めています。世界にはローマ字、ハングル、アラビア文字等々、何十あるか分かりませんが、こういった文字は認めていません。

 在日外国人の本名は、本来は自国に登録された名前ですが、日本で外国人登録する場合、大抵はカタカナとなって、似てはいるが違う名前が登録されることになります。つまり厳密には本名ではない名前が、日本の言語に合わせて変形した名前となります。 果たしてこれを「本名」と言っていいのかどうか?

 本名・通名については、これまでの法制で問題ないものと思います。
 問題なのは、本名を隠そうとする一部の外国人の性向だと考えます。

_ 辻本 ― 2012/04/17 21:55

> 私は神話については、「ウソ」 だ、考慮しなくてもいい、とは片付けません。「ウソ」であってもそれを信じて生きてきた先人がいたことを認め、そこから学ぼうとしているだけです。
>私は韓国の檀君神話を否定してはいません。神話はどの民族のものであれ、そのまま尊重しています。

 私は、日本の神武神話も、朝鮮の檀君神話も、そして北朝鮮の金日成神話も、建国の民族神話として同一レベルだと考えています。
 それぞれの民族・国民の情緒=アイデンティティですから尊重すべきだとする河太郎さんのお考えは当然ですが、科学的な観点で検証せねばならないものと考えています。

_ 河太郎 ― 2012/04/18 08:41

>私は、日本の神武神話も、朝鮮の檀君神話も、そして北朝鮮の金日成神話も、建国の民族神話として同一レベルだと考えています。

民族が「信じている」という点では同じだが、神武天皇は約2672年前、檀君王倹は約4300年前なのに対し金日成はわずか約70数年前のことであり、金日成神話については、まさしく、科学的検証、実証的検証が可能であることが決定的に違います。北朝鮮はいずれ崩壊なり体制転換するでしょうから、そのウソが暴かれるでしょう。

>科学的な観点で検証せねばならないものと考えています。

私も考古学の知見には大変興味があります。只、友人が面白いことを言っていました。会社にしろ学校にしろ
創立記念日の式典で、この建物はどこ産の木材、門柱はどこ産の石などと講話するバカはいないだろう、創業の精神なり経営理念、建学の精神などを話さないと意味はない、と。ナルホドと思いました。考古学はそれはそれで知的興味を湧き立たせてくれますが、考古学と歴史の違いを教えられた気がしました。

_ abcd ― 2012/04/18 18:20

辻本さんwrote:
>本名・通名については、これまでの法制で問題ないものと思います。
これは、辻本さんの個人的な考えですよね。
日本国の主権は「日本国民」が持っていますよね、日本国民が外国人に対して通名を禁止する
というように法律を施行・改正しても問題は無いと思いますけどね。
外国人の氏名は、本名のみにして、日本語の片仮名表記をすれば良いのでは。
自国語での表記も持たない外国人名(=通名)に、それほど意味があるとは思えませんが。
※支那では、「戦時(?)には敵国でスパイとして働け」というニュアンスの法律が施行された
とか見ましたが。

_ 辻本 ― 2012/04/18 19:19

>民族が「信じている」という点では同じだが、神武天皇は約2672年前、檀君王倹は約4300年前なのに対し金日成はわずか約70数年前のことであり、金日成神話については、まさしく、科学的検証、実証的検証が可能であることが決定的に違います。

 神武天皇の天孫降臨説話や、熊から生まれたという檀君神話は、「科学的検証、実証的検証」が不可能ということですか? 検証するまでもなく、ウソでしょう。
 神話はお伽話と同じですから、そのものを検証するのではなく、どのような思想背景があって生まれたのか、同様の神話が世界にどのように分布しているのか、その神話がどのように読まれて来たのか、というのが検証課題だと思います。

 金日成神話もあくまで神話です。北朝鮮の人々が将来、騙されたとして捨て去るのか、それともたとえウソでも民族のアイデンティティとして大事にしていくのか‥。どちらを選ぶかは彼らの主体によるべきものです。
 私としては、興味深い研究対象だと思っています。

_ 辻本 ― 2012/04/18 20:03

 かつて民族差別と闘う団体が、通名を捨てて本名を名乗ろうという運動を展開した際、在日のほとんどが通名を捨てないのに業を煮やして、法律で通名を禁止したらいい、と主張していましたねえ。

 外国人が通名を持つのは、それぞれの事情があります。その事情を考慮するなら、通名禁止を法律化することはないでしょう。
 本名と通名の二つあることを明確にすべきである、という事だけで十分です。

_ abcd ― 2012/04/18 21:53

辻本さんwrote:
>外国人が通名を持つのは、それぞれの事情があります。その事情を考慮するなら、通名禁止を
>法律化することはないでしょう。
この考え方が理解出来ないのですが。
辻本さんの言には、まず朝鮮人・韓国人の利益というか保護というものが感じられるのですが。
日本国に於ける主権者は、日本国民ですよね。
日本国民の生命・財産を守る為には、外国人の生活に制限を加えるというのは至極当然の
事だと思います。
米国は、第二次大戦中には日系人の強制収用を平気で行いましたよね。
しかも、その処置に対する謝罪も戦後30年以上経っての事であり満足な賠償もされなかった。
よくも米国は、民主主義国家であると嘯いていられるもんですね。
この米国の例は、不利益を蒙る可能性がある場合は、制限を加えても構わないという傍証に
なるかと思っています。

_ 河太郎 ― 2012/04/19 07:32

> 神武天皇の天孫降臨説話や、熊から生まれたという檀君神話は、「科学的検証、実証的検証」が不可能ということですか? 検証するまでもなく、ウソでしょう。
「天孫降臨」や「熊から生まれた」が、「検証するまでもなく、ウソでしょう」はそうですね。異存はありません。

>どのような思想背景があって生まれたのか、同様の神話が世界にどのように分布しているのか、その神話がどのように読まれて来たのか、というのが検証課題だと思います。
私も、そのように捉えています。

>金日成神話もあくまで神話です。北朝鮮の人々が将来、騙されたとして捨て去るのか、それともたとえウソでも民族のアイデンティティとして大事にしていくのか‥。どちらを選ぶかは彼らの主体によるべきものです。

日本人は歴史記述は真実でなければならないと考えるが、中国人は歴史は政治に従属すると考えています。
朝鮮人も歴史は政治に従属すると考えていると見ていいでしょう。朝鮮人は目的のために平気でウソをつきますね。
テコンドーをオリンピック種目にするために、空手の亜流に過ぎないのを隠して、テコンドーは韓国オリジナルだとIOCを騙したと、関係者が告白したことを韓国の新聞の翻訳をネットで見ましたが、その記事が事実なら、日本人から見れば、信じられないことですね。それが日韓の違いでしょう。
私は朝鮮人が平気でウソをつくことを日本人が知って付き合うしかないと思うだけです。そして世界は、ウソでも大きな声で百回言われることを真実と思うことを日本人は肝に銘じるべきですね。

_ 辻本 ― 2012/04/19 21:04

>朝鮮人も歴史は政治に従属すると考えていると見ていいでしょう

 これについては、かつて論じたことがあります。参考していただければ幸いです。
http://www.asahi-net.or.jp/~fv2t-tjmt/daikyuujuuichidai

 歴史学研究の方向性が、日本と韓国では違っているということです。

 韓国の金泳三大統領だったと思いますが、日韓の歴史問題に関して「歴史を立て直す」という発言をしました。日本人なら、歴史というのは立て直すものなのか、と不思議に感じるでしょうが、韓国では疑問もなく受け入れられるようです。

_ 河太郎 ― 2012/04/19 22:42

関川古田桜井の鼎談のご紹介有難うこざいます。
桜井さんの驚きが新鮮でした。
梶村秀樹氏をスパッと一刀両断の切り口も拝見しました。日本の朝鮮専門家の一典型でしょうね。
>歴史学研究の方向性が、日本と韓国では違っているということです。
この違いが決定的なのですね。私は歴史観は国相互に尊重するしかないので、お互いに言い合ってそれで済ますしかないと思っています。日本人が韓国人の歴史観を知って、アンタはアンタオレはオレ、の立場でいるしかありませんね。しかし、降りかかる火の粉は当然振り払う、と。学校の歴史の時間ではまず、日中韓では歴史観は違うと教えるところから始めねばなりませんね。

_ PublicComment ― 2012/04/22 13:06

冷静な考察で興味深く拝見しました。
朝鮮系であることに誇りを持って朝鮮系の名前を名乗り、通名を使う方が恥と思われる日が早く来ればいいですね。
しかし辻本氏もご指摘になられているように民族の誇りを回復させることが仕事のはずの民族運動家達がそういう人たちの足を引っ張っているように思えてなりません。

在日さん達も3世4世5世が中心となり1世2世の方は減る一方で本国とのつながりも相当希薄化していると思われます。また国籍の選択も数世代に渡りなされているので、そろそろ特別永住者と一般永住者とを同じく取り扱う時期にきていると感じるのですが前述の民族運動家たちからすればトンデモない話なんでしょうね。スッキリさせた方がお互いのためになると思うんですがねぇ・・・・

_ 名無しのごんべえ ― 2012/04/22 19:55

前から思っているのですが、韓国人の心の中に神様というものはいるのだろうかと疑問に感じています。

韓国で韓国人が神様に祈るというシーンをほとんど見かけません。キリスト教徒が30%だかいて、この人たちは日曜日にミサに行っているようですが、どうも韓国の若い女の子と話していると、私はカトリック、私はプロテスタント・・・という感じで、まるでファッションか何かのようです。そもそも韓国にキリスト教が入ってきたのは100年くらい前の話で、こんなに主要な宗教・信仰がころころ変わる民族も珍しいのではないかと思います。

心の中に神様がいないということは、物事の評価は他人との関係で勝ったか負けたかという相対評価しかなくなり、自分の行い・発言が本当に正しいのかというようなことはどうでも良くなってしまうのではないかと思うのです。一応、韓国語にも”天地神明に誓って”という表現はあるようなのですが。

あと、韓国人を見ていてはっきり感じるのは、小さい子供にたいする”しつけ”というものがないということでしょうか。普通の日本人であれば、子供のころ一度は「嘘つきは泥棒の始まり」という言葉を親から聞かされていると思います。嘘八百の理屈を並べて、日本の文化や伝統を韓国のものと言い張る韓国人を見ていると、なるほど日本人が伝えてきた教えというのは正しいなと感じる次第です。

すみません。長々と失礼いたしました。

_ 辻本 ― 2012/04/23 20:47

>韓国人の心の中に神様というものはいるのだろうかと疑問に感じています。

 これは日本も同じでしょう。
 毎年正月には神社に初詣に行き、葬式は仏教、結婚式は教会で‥‥といった人生の歩みをする人は、日本では珍しくないし、誰も不思議に思いません。こんな無節操な日本人の宗教感覚は、「心の中に神様がいない」と言われても仕方ないものです。

〉韓国人を見ていてはっきり感じるのは、小さい子供にたいする”しつけ”というものがないということでしょうか。

 これも日本と同じでしょう。韓国でもウソがいけないことは、当然教えていますよ。
 問題は、ウソを本当と善意で信じ込んでいることでしょう。
 これも日本の多くの人たちにも共通することです。

 韓国=嘘つき、日本=嘘嫌い、というような図式は、成立しません。

_ 河太郎 ― 2012/04/24 08:27

>こんな無節操な日本人の宗教感覚は、
宗教論には疎いのですが、一神教と多神教の違いとして、排他性と寛容性がよく言われます。宗教には成立した様々な背景があるので一概には言えませんが、或る宗教なり宗教的心情が結果としてどのような社会を生み出したのかも見る必要があるでしょう。日本は多神教と言われます。魚供養、針供養までする民族です。
結婚式はキリスト教会、初詣は神社、葬式はお寺と確かにこれは「無節操に」或いは融通無碍です。しかし、だからといって日本人がだらしない、社会が無秩序とはなってはいず、現実はむしろ逆であり、日本人は物事に正確で責任感があり、社会は安定的、協調的です。日本人の宗教に関する「無節操」に対して否定的言辞も見られますが、私はむしろ高く評価すべきもの、これからも続いてほしいと思っています。

>「心の中に神様がいない」と言われても仕方ないものです。
名無しのごんべえさんの「韓国人の心の中に神様というものはいるのだろうかと疑問に感じています」との一節は、その体験から、神への畏敬、敬虔より違うものを韓国人の話から感じた、との意味では。
私も韓国の新聞の日本語版で、韓国人のキリスト教司教(?)の談話として、韓国人の民族としての優秀さ云々、が載っていて、宗教人の発言としては違和感を覚えたことがあります。そのキリスト教宗派の国際的組織の高位者の肩書きがついていたように思います。私もその時、韓国人はキリスト教の高位司教となつても民族の枠を超えられないのか、と思いました。また、日本人のシスターで外国で奉仕活動をしている事例をテレビで見ますが、韓国人のキリスト教徒でそのような例があるのでしょうかね。また日本人で損得を完全に度外視しては海外て活動している人物をテレビでよく紹介していますが、韓国人でもそのような例はあるのでしょうかね。

_ 名無しのごんべえ ― 2012/04/24 20:16

>これは日本も同じでしょう

そうでしょうか?目で見えるもので例えると、世界にある中華街にはだいたい関帝廟というものがあると思います。日本人の街であれば神社や真宗の寺の一つくらいあると思います。また、昔、白人が築いた植民地の都市には必ず教会があります。今、日本にたくさんコリアンタウンと呼ばれるものがありますが、そういうものがあまり目につきません?鶴橋に何かありましたでしょうか?

また、日本と韓国の田舎を旅していると、日本には全国津々浦々どこに行っても、どんな小さな村でも神社やお寺があることに気付きます。韓国にないとは言いませんが、人が住む集落の中にはほとんどそういう物は見当たりません。あえて言えば教会ですが、教会ができ始めたのはこの数十年の話でしょう。

これは単純に同じとは言い切れない、日本人と韓国人の宗教、信仰というものに対する向き合い方の違いを反映していると思います。

また、朝鮮半島から仏教が伝わった時、我々の先祖は神道派と仏教派に分かれて内戦までやったと伝わっています。その結果、仏教派が勝ったにも拘らず、それでも神道の神々を捨て切れず、兎にも角にも1000年の後まで伝えてきました。これを単純に”無節操”と言い切れるのでしょうか。

最近、韓国でキリスト教徒が増えていますが、キリスト教は祖先信仰をいうものを認めないため、ある韓国人がキリスト教徒になると、それまで先祖代々行っていたチェサをあっさり止めてしまうそうです。日本人である私には、その方がよほど違和感を感じます。

_ 辻本 ― 2012/04/24 20:32

>日本人のシスターで外国で奉仕活動をしている事例をテレビで見ますが、韓国人のキリスト教徒でそのような例があるのでしょうかね。また日本人で損得を完全に度外視しては海外て活動している人物をテレビでよく紹介していますが、韓国人でもそのような例はあるのでしょうかね。

 韓国の新聞ではよく報道されていますよ。記事の性格上、日本人向きではないので、日本語版には出てこないでしょうね。

_ 名無しのごんべえ ― 2012/04/24 20:45

>これも日本と同じでしょう。

これも、そうでしょうか?
朝鮮日報の元東京特派員に鮮干鉦という方がいらっしゃいますが、彼が東京での自分の子育ての経験を元に、日本のしつけというものについて報告をしていました。明らかに、日本と韓国では、小さい子供に対するしつけに関する考え方が違う。と言うか、韓国にはしつけというものがない。
韓国でも嘘はいけないと教えているでしょう。当然です。しかし、その教育が日本と同じ質のものなのか疑問に感じます。

あと、別に韓国人が皆嘘つきと言っているつもりはありません。韓国人にも正直な人はいるし、日本人にも嘘つきはいます。これも当然です。

でも、例えば日本は先に先進国となっているのに、大学進学率は50%。これに対し、韓国の大学進学率は80%に達します。「日本だって50%もの人が大学に行く。」「韓国だって20%もの人が大学に行かない」とは言えます。でもやはり50%と80%の数字の差は、日本人と韓国人の社会の在り方、人の生き方といったものを反映していると思います。日本人と韓国人がお互いに理解しあうためには、何が同じで、何が違うのか、お互いよく考えることが大切だと感じています。

_ 辻本 ― 2012/04/24 21:05

〉心の中に神様がいないということは、

 日本は昔から八百万神といって、全国津々浦々どこにでも無数の神様がおられます。しかし人の心の中には神様はいません。これが日本の伝統的宗教観です。

 韓国には神様というものはなく、先祖の霊がこの世に存在します。この霊を「神様」と言い換えることは可能かもしれませんが、心の中には霊=神はいません。これが韓国人の伝統的宗教観です。

 ところで、心の中に神様がいるというのは、一体どこの宗教なのですか?

_ 辻本 ― 2012/04/24 21:34

〉韓国にはしつけというものがない。

 日韓のしつけの違いは、文化の違いでしょう。一方を悪と決めつけるような言い方は、いかがなものかと思います。

〉別に韓国人が皆嘘つきと言っているつもりはありません。
〉嘘八百の理屈を並べて、日本の文化や伝統を韓国のものと言い張る韓国人

 私には矛盾した言い方に見えます。

_ abcd ― 2012/04/24 23:45

辻本さんwrote:
> 日韓のしつけの違いは、文化の違いでしょう。一方を悪と決めつけるような言い方は、いかがなものかと思います。
これは、韓国国内で閉じていれば問題は無いですね。
しかし、1国では立ち行かない現在の国際社会で、自分達の文化のみを押し通すというのは、到底納得
出来ないですね。反論するのは当然の事ですよね。
その当然の事を日本がして来なかった所為で、朝鮮人・韓国人達は甘えきっているのかな。
あと気になっているのが辻本さんは、態と話をずらして展開・説得しようとしているのでしょうか?
辻本さんが、朝鮮人・韓国人に対して愛を持って接するのは構いませんが、論理的でもない持論を
強要するのは已めていただきたいですね。

_ 河太郎 ― 2012/04/25 04:38

横から失礼します。
名無しのごんべえさん曰く
>朝鮮半島から仏教が伝わった時、我々の先祖は神道派と仏教派に分かれて内戦までやったと伝わっています。
この史実に対して面白い解釈をしている学者がいます。
朝鮮半島では仏教受入れに関して賛成反対の激しい論争はなかった。日本と朝鮮のその違いは、日本の受容は選択の余地がある主体的なものであるのに対して、朝鮮半島ではシナとは距離的に近すぎて選択するいとまもない直線的な、ある意味、従属的な受け入れであった、と。従って朝鮮半島では、李朝ではいともあっさりと仏教を捨て去り儒教一辺倒となるようなことも起こった、と。これは、漢字についても同じだと。確かに漢字も朴大統領が漢字を止めると決めてからハングル一辺倒になりましたからね。日本は漢字が伝わってから定着するまでに百年以上経っていたと思いますが、一度定着してからは、漢字をやめてカタカナ、ひらがなだけにしようとは誰も言い出しませんでした。ベトナムも漢字を捨てて今はローマ字様の表記ですが、これも朝鮮半島と同じ事情だと。
朝鮮半島、ベトナムと日本の違いは支配従属の有る無しから来ているとの説です。日本は支配を受けていないが朝鮮半島はシナに従属支配されていた時代が長かったのですね。

_ 河太郎 ― 2012/04/25 10:02

私は民族性はお互いに認め合うしかないものだと思っています。良い、悪いの問題ではありません。しかし他国の民族性により自国が被害を受けるのを容認することまで認めません。又、淡々と事実を述べることを、偏見だ、民族間対立を助長するだけだ、として封殺する事には反対です。
又単なる習慣の違いを捉えて、あれこれ云々することも反対です。しかし自分の価値観を相手に強要することにも反対です。「犬を食べる朝鮮人、馬を食べる日本人」という本がありました。お互いの食習慣に干渉するのは止めるべきです。欧米人が他民族、特にアジア人の食習慣に干渉するのを容認しません。韓国や中国の犬肉料理を非難するのは、余計なお世話だと思っています。私は馬刺しは好きですが、犬肉料理を食べたいとは思いません。しかし犬肉料理は好きな者は食べたらいいだけとの考えです。

私は「朝鮮人は息を吐くようにウソを言い」は、その通りだと思っています。韓国人にもソつきはいる、のレベルを超えています。国家が堂々とウソをついて日本の国益を害しているのですから。「従軍慰安婦問題」
「日本海呼称問題」は韓国政府が主導しているし、「柔道剣道韓国起源」はじめ「○○韓国起源」は韓国人個人のレベルを超えています。とくに日本海呼称問題は、朝鮮民族の本質を端無くも明らかにしました。

日本の朝鮮統治とは全く関係ないのにウソをデッチあげてその理由とし、韓国系米国人による米国議員への票による圧力、はては韓国人による外国図書館所蔵の古地図の物理的改竄など。特に最後の蛮行は信じられないことです。外国の図書館の古地図の「日本海」の箇所を削り「東海」と書き入れるというのですから。しかも、韓国の新聞はこの蛮行を咎めるわけでもなく、むしろ称賛するかのような記事であったのには二度驚きました。

_ 名無しのごんべえ ― 2012/04/25 21:05

>全国津々浦々どこにでも無数の神様がおられます。

これでも字数を削って書いていますので、分かりにくいところがあると思いますが、ご容赦をお願いします。

神社に行って門を叩いたら、実際に中から神様という人が出てくるわけではないですよね。それを神と言おうが、仏と言おうが、キリストと言おうが、何か人智を超えた恐れ多いものの存在を人が信じることによって”そこにおられる”と言えるのだと思います。そういう意味で、心の中にいるいないと言っています。

おっしゃる通り、韓国人の世界では先祖の霊が神様にあたるのかなと思います。しかし、人の力を遥かに超越した神と、ご先祖様の霊ではやはり質に違いがあると思います。この差は、人々の死生観、人生観と言ったものに影響を与えるのではないでしょうか。
もちろんこれは、どちらが良い悪いという問題ではありませんが。

韓国人の名誉のために言うと、朝鮮総督府が纏めた部落祭という報告によれば、昔は朝鮮の各村でも山、川、木などを神として祀り、年に何回かお祭りをしていたそうです。ただ、この報告を纏めた村山智順は、これらの神は自然神そのもので、人格化されておらず、「三国時代に行われた部落祭の姿そのままとしか思われない」また「(祭神に対する)尊敬・情義・親しみというものがなく・・・部落民の関心は寧ろ之を畏怖敬遠しながら・・・この霊力を部落の除災招福にのみ希い求めむとするにあるが如く・・・」と報告しています。

_ 名無しのごんべえ ― 2012/04/25 21:20

私はこのHPは素晴らしい。よくここまで丹念にお調べになったものだと感心しています。また文才が及ばず誤解、あるいは不愉快な思いをされたのであれば、申し訳ないと思います。
ただ、私がここで書きたかったのは、多少なりとも韓国・在日の人々と関わりを持つようになった一日本人がこういう感想を抱くようになったということだけです。もちろん間違っているかもしれません。でも、今、こういう日本人が一人いるということは厳然たる事実です。
大切なのは、できるだけ多くの日本人が隣人である韓国人に関心を持ち、情報を持ち寄り、考え続けることだと思います。

_ 名無しのごんべえ ― 2012/04/25 22:00

>日韓のしつけの違いは、文化の違いでしょう。一方を悪と決めつけるような言い方

まず私がここで強調したかったのは、韓国にはしつけというものがないという単なる事実です。確かに日本人であれば、これを「悪と決めつける」と感じるかもしれません。何故なら日本人の世界では、子供を一人前に育てるにはしつけが必要であると認識されているからだと思います。そして、私の理解では、日本に限らず、欧米諸国など、近代以降、世界で主要な役割を果たしてきた国・民族は、程度の差こそあれ、しつけというものを重要視しているはずです。

私は韓国の文部大臣にあたる人が講演するのを聞いたことがありますが、「これからの韓国の教育の課題は、思いやりや協調性のある若者を育てることだ」と言っていました。また、最近、韓国の若い芸能人がアジア諸国に行って差別発言を繰り返すので、芸能人の道徳教育をちゃんとやれというような話が出ています。しかし、日本人の私から見れば、しつけもちゃんとやらないで、勉強やスポーツで人に負けるな、絶対勝てというような育て方をしていれば、そりゃそうなるだとうと思うわけです。本当に韓国人がそういう若者を育てたいなら、真似をしてもらう必要はありませんが、日本人からアドバイスできることはあると思います。

〉嘘八百の理屈を並べて、日本の文化や伝統を韓国のものと言い張る韓国人

この一文には確かにこういう言動をする韓国人・在日に対する私の不愉快な気持ちが含まれており、言いすぎな部分もあるかなと思います。ですが、この前後を含めて読んでも、”全ての韓国人が嘘八百”とは書いていないと思います。なので、自分としては矛盾はありません。

_ 辻本 ― 2012/04/26 04:58

 年寄りがマナーの悪い若者を見て、しつけがなっとらん、それに比べて昔はしつけがしっかりしていた、と嘆くいわゆる年寄りの繰り言みたいですねえ。

 日本ではしつけが行き届いているように言われていますが、果たしてどうでしょうかねえ。犯罪白書によると、少年犯罪は、凶悪犯罪だけは減っていますが、人口当たりの検挙人員はかなり増えています。特に昭和50年代後半および平成15年前後のピーク時は、最少期の3倍近い数字ですからねえ。

〉韓国にはしつけというものがないという単なる事実です>

 単なる印象でおっしゃっておられるようです。根拠となる資料はありませんか?

_ 辻本 ― 2012/04/26 05:30

 上記の投稿で間違いがありました。凶悪犯罪が減っているとしましたが、殺人事件だけが減っています。
 凶悪犯罪のうち強盗は、平成7年以降急増しています。

_ abcd ― 2012/04/26 18:34

辻本さんwrote:
>>韓国にはしつけというものがないという単なる事実です>
> 単なる印象でおっしゃっておられるようです。根拠となる資料はありませんか?
これは、ある意味、辻本さんが韓国・朝鮮に対して眼を向けていなかった部分と言えますね。
"躾け(しつけ)"は、日本の国字ですね。
たぶん、日本で云う"躾け"が、韓国・朝鮮には存在しないのかもしれないですね。
存在しない概念を比べられるわけが無いと思いますが。
だからこそ辻本さんも気ずかなかったんですかね。

_ 辻本 ― 2012/04/26 19:39

〉たぶん、日本で云う"躾け"が、韓国・朝鮮には存在しないのかもしれないですね。

 これについては、拙文で日韓の文化の違いと明記したことと同じでしょう。

 ところで、韓国では年上、特にお年寄りに対する礼儀は厳しく躾けられます。
 韓国を訪問した日本のお年寄りが、地下鉄に乗った時に、座っていた韓国の若者が反射的に立ち上がって席を譲ってくれた、という経験話はよく聞きます。その時にいう言葉が、「韓国の若者はよく躾けられている」というものですねえ。

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