在日の日本志向は1970年代後半から2006/11/09

>わたしは1981年に大学に入学しまして、在日韓国学生同盟というところで、 民族運動にかかわっていました。祖父は当時民団の地方本部の役員でした。 総連系のことは、あまりくわしくは知りませんが、 この当時「いずれ朝鮮に帰る」なんて言ってた人は、いないとはいいませんが、在日の一般的な意見とはとてもいえないと思いますよ。>

 在日朝鮮人が祖国志向であったのは、1970年代前半までのことです。特に朝鮮総連では、我々はいずれ祖国に帰る、この日本は仮の宿であるという主張を明言していました。  この当時、もう日本に馴染んだのだから祖国に帰りたくない、祖国には関心がないと言う人は、同化だと激しく批判されたものでした。  在日の日本志向が指摘され、在日社会がそれを受け入れたのは1970年代後半以降のことです。  拙論では第17題の(追記)を参考にしてください。

>地域による温度差を示しているのかも知れません。

 これは地域差ではなく時期差です。1970年代後半は在日社会が大きく変化したということです。