韓国と北朝鮮の歴史観が一致する!! ― 2011/02/10
2月10日付けの朝日新聞によれば、韓国と北朝鮮の歴史観が同じだそうです。ちょっと長くなりますが、誤解のないように、全文引用してみます。 http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201102100288.html
>韓国・北朝鮮の歴史観 ほとんど差異なし
>いまだ緊張状態にある朝鮮半島だが、韓国と北朝鮮の歴史研究者が近年、共同研究を進めていたとの話を聞いた。歴史の用語や概念について南北の違いを埋めようとの試み。その結果、両国とも、冷戦期の歴史解釈から大きく転換し、民族主義の視点が主流になっていたことがわかったというのだ。
>冷戦期には、韓国は反共の立場から、一方の北朝鮮は共産主義の視点から歴史を書き上げた。違いが大きいと、将来、統一が実現しても歴史を共有できないのではとの懸念を背景に、南北融和に力を注いだ韓国の盧武鉉政権の時期に両国で合意、2007年に共同研究は始まった。
>古代・中世・近代と分け、各300ほどの用語を選び、双方が納得できる解説をつくることを目指した。事件や人物、概念が対象。違いが明白な現代は除外し、1919年の三一運動までを検討した。
>韓国側リーダーの鄭泰憲(チョン・テハン)高麗大教授によると、当初は「差異を固定化し、統一に逆行する動き」といった批判もあったという。それが昨年5月に終わった時には、「あまりにも違いがないので、研究した意味がないのでは」との冗談まで出たという。
>冷戦が終わり、1990年代以降、韓国の歴史観が変わったことは知られている。反共に代わって民族主義の視点が重視されるようになった。
>だが、北朝鮮も民族主義に転換していたとは鄭教授も予想していなかった。北朝鮮の現代史は、金日成主席を中心とした革命の歴史として描かれていた。ところが、94年の金日成の死後に刊行された回顧録で大きな変化が現れる。金日成は共産主義者であると同時に民族主義者だった側面が強調され、以前は無視されていた金日成以外の独立運動グループも評価されていた。
>「北朝鮮の歴史観も時を同じくして転換していた。大きな変化なので、生前の金日成が語っていたという形にするしかなかったのでしょう」と鄭教授はみる。
>歴史は自国の正統性を主張する大切な道具だ。冷戦の構造がそのまま残ってきたと言われる朝鮮半島だが、冷戦の終結により質的に変化し、イデオロギー的には似てきたことを示しているのだろう。しかし、そうすると現在の緊張状態は何のためなのか。一段とわからなくなってくる。(渡辺延志)
以上のような記事でした。 拙論 『第91題 実証なき歴史研究 』 で
「韓国の「民族史学」はこれからどこに向かうのか。実証なき「正しい歴史」研究をいつまでも続けていくのだろうか、実証主義的研究が主流になることはないのだろうか、ひょっとしたら実証のないことでは更に抜きん出た北朝鮮の「革命伝統」という歴史に融合していくのだろうか、‥‥‥興味をもつところである。」 http://www.asahi-net.or.jp/~fv2t-tjmt/daikyuujuuichidai
と論じましたが、本当にそうなって行っているようです。ここは私の先見の明があったと自慢していいのやら‥‥。
韓国の歴史研究が北朝鮮と同じレベルにあることに違和感を感じないというお粗末な話。 実証主義という歴史研究の王道を踏み外したら、北も南も同じ穴のむじな、ということです。
コメント
_ 流れ者D ― 2011/03/05 13:39
_ 柳虫 ― 2011/09/03 10:00
本来 共産主義は 粛清と謀略に拠る世界制覇を目的としていますから 侵略 虐殺 略奪 武装 嘘 などを肯定されるのですが 日本に於いては 全てを否定されています。共産党から民主党 社民党 まで 自衛隊にアレルギーを持っていることからも明らかです。
なぜなのか?
答えは 明瞭でありましょう。
その正体が 日本侵略を謀る 中核 核マル 中国共産党 朝鮮民族 だからです。
在特会と日本の共産主義を一緒には出来ません。
在特会は国家護持
共産主義は日本侵略
ですからね!
BY柳虫
_ 辻本 ― 2011/09/03 10:05
何を言いたいのかを整理して投稿くださるようお願いします。
_ 流れ者D ― 2011/09/03 11:44
何が言いたいのかもよくわからんし、第一左翼勢力を滅ぼし、在日を追い出してどうして「国家護持」になるのか、よく分らん。
それで「美しい日本」が誕生して万々歳?
なんだか北朝鮮みたいな、息苦しい国になっちゃいそうで不安だなぁw
真の保守って、そんなもんじゃないような気がするんでござんすよ。何が保守なんだかよく分っていないけど。
本気で左翼と立ち向かうなら、在日や被差別部落民などのマイノリティを引き込んで仲間にするぐらいの戦略も必要だと思うんですがねぇ。
帰化するしないは個人の自由やけど、サッカー日本代表の李忠成も、ハーフナー・マイクも同じ日本人でっせ。
_ 柳虫 ― 2011/09/04 09:06
日本を愛して止まない 故に帰化した人たちは それこそ 肌や髪や目の色が違おうと 人種が違おうと 日本人であり 日本民族 と言えます。
しかしながら 帰化が国籍の利便性のみ目的であったり 工作や諜報が目的であったりする場合 これは 阻止されて当たり前
また 在日に於いても 反日の連中をいつまでも国内に留めるは異常 としか言えない
特別永住の許可も 元々の目的から逸脱し いつの間にかすり替えられ 権利に変化している。
元々の目的を見失っている時点で 特別永住の許可 自体 無意味
朝鮮民族自体 日本人には成りたくないと言い 朝鮮学校を堅持しようとしていますから 本当に成りたくないのでしょう。であれば 朝鮮 韓国 に帰国できるように取り組むのが 本来の姿勢
日本人として生きて生きていきたいならば 帰化に最大限の条件をつけて帰化させるべき
条件を受け入れられないならば よって 日本人に帰化する意思がないか 希薄として帰国させるべき
つまり 他の外国人と同じに扱え と言っているだけ
日本の帰化制度は 書類云々の煩わしさは あっても 根本的な部分でゆるゆる
日本の正常化の再興は 帰化制度と特別永住許可の見直しにあり
同和やアイヌ 民族差別 なる問題を創造しいつまでも こねくりまわしているのも 人権派や同和の連中
その正体が いわゆる反日や共産主義ということ
BY柳虫
_ 辻本 ― 2011/09/04 11:21
元々の目的を見失っている時点で 特別永住の許可 自体 無意味
>特別永住許可の見直しにあり
特別永住は許可されて得るものではありません。よく調べたうえで、ご投稿ください
(参考)
特別永住の経過 http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2007/08/25/1750381
特別永住制度の変更は非現実的 http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2007/09/01/1762857
在日の法的問題は解決済み http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2007/09/08/1781500
米国籍などの特別永住者 http://tsujimoto.asablo.jp/blog/2007/09/15/1798285
_ 柳虫 ― 2011/09/04 12:14
なん世代にも亘り永住することを前提にはしていません。
また 永住者にしても いつまでも日本に滞在するつもりはないと 年金制度の参加を拒否しています。
現在 帰化する気はない としている時点で 特別永住許可になんの意味合いもありません。
差別の論調で論点をすり替えながら ごり押ししてきたのが 在日のやり口でしょう。
このまま 相手の論調と主張に引きずられるをよしとするならば 日本人としての 日本国家としての主体性は 全く無くなります。
主体性のない国家 主体性のない国民 主体性のない民族 に 存在する価値があるでしょうか。
主体性をもたないことを 保守 と思っているのですか?
BY柳虫
_ (未記入) ― 2011/09/04 12:18
許可が降りなければ 特別永住は認められません。
BY柳虫
_ 辻本 ― 2011/09/04 12:51
> 許可が降りなければ 特別永住は認められません。
これはビックリ。無知な人には何を言ってもダメなんでしょうねえ。
_ 柳虫 ― 2011/09/04 14:30
無知を晒しているのは 貴方 かも知れませんね?
気をつかれたし。
BY柳虫
_ 辻本 ― 2011/09/04 15:54
この時は、「許可」ということはありません。
特別永住の許可申請は、1991年以降に出生等によるその子孫が申請するものです。
前者を強調したかったのですが、誤解を与えるような言い方になりました。お詫びします。
_ abcd ― 2011/09/06 12:59
>李忠成も、ハーフナー・マイクも同じ日本人でっせ。
彼の言動から見て、日本人と云うよりもあまりにも朝鮮人的
ですね。
因みに、私は在日朝鮮人ですけど、日本の教育を受けて
いるので、帰属意識は日本です。
誰かさん達のように、日本と韓国・朝鮮との架け橋云々なんて
言い出す気は毛頭ありません。
彼らの言動には、ホントに虫酸がはしります。
_ 柳虫 ― 2011/09/07 05:13
終戦を迎えて 戦前より帰化していた朝鮮出身者の国籍を無効にし日本国籍の離脱を図ったのは 日本ではなく 朝鮮 というのは周知の事実
これは、戦勝国の裁きの際に 日本民族と朝鮮民族 を同様に裁かないように 朝鮮が米国に直訴したことによります。
つまり 日本の主権に係る件に関し また 帰化朝鮮出身者の主体に係る件に関し その意向を完全に無視して 朝鮮と米国が勝手に取り決め 帰化朝鮮出身者の国籍を強引に剥離したのです。
特別永住許可に係る 在日の言い分は 国籍離脱を余儀なくされたことであります。因みに外国人参政権も同様であります。
日本の都合で国籍剥奪したのではないのです。
また、後に国籍離脱を以て不当と訴えるなら 何故 国籍離脱を余儀なくされた時点で強く反対しなかったのか。何故 歓喜の声を上げたのか。
どこからどのように鑑みても 在日の問題に日本の責任なる由縁は見当たらないのです。
戦争に負けたことを以てしても そもそも 朝鮮民族は日本人として日本民族と共に戦ったのが事実であります。なれば 朝鮮民族は本来 敗戦国として裁かれる側にいたのです。戦勝国に引き上げられて難を逃れ 国籍を剥離されて難を逃れ その度に喜び勇んでおいて 後に 日本に流入し国籍離脱を理由に 不当と訴える のはどのような理屈を並べても全く斟酌に合わないと言わざるを得ません。
在日の問題は、故に 朝鮮民族と現在の韓国 北 の解決する問題であります。それを日本に全面的に押し付けているに過ぎないのです。
いつまでも 日本人にはなりたくないというのなら それぞれ 母国である韓国と北に帰国するのが筋というものです。
間違いがありますか?
BY柳虫
_ 柳虫 ― 2011/09/07 05:32
在日は 日本人にはなりたくないと 何代にも亘り 日本に滞在しています。
日本人になりたくない民族と日本人として日本国籍を有しているれっきとした日本国民を同等に扱えという方が無理というもの。
そこは しっかり差別されて当たり前であります。
日本人になりたくない民族が 有事の時に日本の為に戦いますか?
日本が消滅した時に日本国民は日本国民としての根拠を失い 難民 と化しますが 在日は母国に帰ることができます。
日本国家と運命を同じくする国民とそうでない外国人を 何故 同等に扱えるというのでしょう。
違いますか?
BY柳虫
_ 辻本 ― 2011/09/07 20:28
先に指摘しましたように、126系列(戦前より日本に居住してきた在日およびその子孫)は、1991年の時点で、自動的につまり強制的に特別永住資格が付与されています。
1991年以降に出生した子供たちは、許可による特別永住の取得となります。
つまり現在20歳以上の特別永住者は、許可されたのではありません。
「特別永住許可者」とは、現在20歳以下の未成年を指すものです。
なお、特別永住資格がありながらも事情によって他の在留資格になっている人が、特別永住を求める場合も「許可」になりますが、かなり珍しい例です。
未成年の特別永住者が、「国籍離脱を余儀なくされた」という「言い分」をしているのかどうか。
私は聞いたことがありません。
_ 柳虫 ― 2011/09/08 03:31
まず、この認識が というより この言葉がおかしいのでは?
名称の如何は別にして 特別永住許可 は 在日が望んだのではないですか?
在日が 民族差別の名の下に 強く訴えたのではないですか?
日本が 在日の望みもしない しかも 国益に反する 特別永住 を在日に押し付けたと言いたげですが それは誤りです。
国際的基準に照らし合わせても 特別永住許可 というのは 例を見ない 異常と言える優遇の内容となっています。
強制的に付与された という認識と言い方は 全く出鱈目 としか言いようがありませんな。
BY柳虫
_ 柳虫 ― 2011/09/08 03:48
また 未成年者は国籍離脱の経験をしていないことを まず 言っておきます。
国籍離脱を理由というのは お認めになったと受け止めます。その上で その経験者の子孫は勿論のこと 自ら日本に移民してきた在日の子孫までが 国籍離脱や徴用や強制労働などを 両親や祖父母の経験として語り つまり その事情が 我々の今の状況や立場を産み出したというのも聞いたことがないのか 伺います。
BY柳虫
_ 辻本 ― 2011/09/08 05:16
>在日が 民族差別の名の下に 強く訴えたのではないですか?
そのような事実はありません。法律によって、自動的に付与されたものです。
当時の在日にとっては、その意思に関係なく付与されました。
また在日の民族差別の主張と特別永住は、関係がありません。
※コメントの受付件数を超えているため、この記事にコメントすることができません。
膨大な資料を虚心に読み取り、その中から「これだけはいえる」結論を地道に導き出していく、気の遠くなる作業が必要なことは、素人であるあっしにもよく分ります。
しかし、肝心の歴史認識が偏狭なナショナリズムや、個人的な感情によって左右されるケースが多々あります。
そういう点においては、政治体制・思想体制が全く異なる韓国と北朝鮮の歴史認識が期せずして「一致」するのも、民族的ナショナリズムが「歴史の真実」より先に躍り出ていることが原因といえます。
あっし的には、民族的にも思想的にも、そうした歪んだナショナリズムはあると思います。素朴で素直な「愛国心」とは全く異なる意味で。
ジョージ・オーウェルの論文「ナショナリズムについての覚書」に詳しく出ています。
そういう点においては、あっしにとっては韓国・北朝鮮・中国の「特定アジア」と一部が呼ぶ歪んだ歴史認識も、
共産主義、社会主義その他の左翼的思想や国家社会主義(ナチズムなど)、絶対的平和主義に環境優先主義(シーシェパード)も、それらを執拗に攻撃する在特会も(!)同じ穴の狢にしか思えないのです。